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日本に留学した外国人高校生が全く理解できない校則「スカートは膝がかくれる長さ」

部活はクール? ノットクール?

 ツイッターで、素敵な英文が紹介されていました。 「Never make fun of someone who speaks broken English. It means they know another language (H・Jackson Brown,Jr.)」―下手な英語を話す人をからかってはいけない。下手な英語を話すということは、もうひとつの言葉を知っているということを意味するのだから(ジャクソン・ブラウン・ジュニア)  英語しか話せない人に比べて、どれだけすごいことか、ということを教えてくれるのです。  で、日本に留学した高校生に、まず、「なんで日本を選んだの?」と聞きました。  半分以上がアニメやマンガの影響を語りました。アニメに出てきた、あの教室、あの制服を着てみたいと。  続いて、「日本の高校に来て不思議なこと」を聞きました。  当然のように、「校則」が出てきました。「スカートは膝がかくれる長さ」なんていう、日本人だと「まあ、そういうのあるだろね」という校則が全く理解できないようでした。  中には、「恋愛禁止」なんていう人間を人間と思ってない校則がある高校に留学した外国人もいました。  こういう校則がきっかけで、日本を嫌いになったら嫌だなあ、不毛だなあと心底思います。  念のために言っておきますが、もちろん、海外の学校にも校則はあります。でも、それは「ドラッグを持ち込んではいけない」「ガンやナイフを持ってこない」なんていう「人間としてのルール」です。  髪の色や長さ、スカートの丈を決めるものではないのです。 部活 部活での「先輩・後輩」も不思議だったみたいです。「これはクールなの? ノットクールなの?」と質問すると、15人の参加者がほぼ半分に分かれました。  もっとノットクールが多いかと思いましたが、クールと答えた人は、実際に学校の部活で、優しい先輩から指導を受けている人達でした。  ノットクールと答えた生徒は、「たった一つしか年が違わないのに、奴隷と王様みたいな扱いは変」と言いました。  部活自体がある高校は世界に少ないので、そもそも、部活は好意的に受け取られていました。「だって、タダでスポーツができるんだぜ!」と興奮した生徒がいました。
ドン・キホーテ 笑う! (ドン・キホーテのピアス19)

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