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日本に留学した外国人高校生が全く理解できない校則「スカートは膝がかくれる長さ」

― 連載「ドン・キホーテのピアス」<文/鴻上尚史> ― 高校生

日本に留学したトリリンガルな高校生との話

 今年の4月で、オンエア14年目に入るNHK『cool japan』で高校生記念特集をしました。  経済産業省が「クールジャパン室」を作る5年以上前から、官民ファンドの「クールジャパン機構」ができる8年以上前から、番組はあるわけです。  けれど、この二つの組織があるだけで、すっかり政府の広報宣伝番組だと思われたり、「日本バンザイ番組」だと思われたりして、司会をしている関係で、ツイッターでたまに「鴻上はリベラルのふりをしているが、愛国日本バンザイ主義者」とか「パヨクの皮をかぶったウヨク」なんて書かれたりしています。  一回でも番組をちゃんと見てくれたら、誤解は解けるのになあと、そのたびに、ため息をつきます。  で、高校生特集ですわ。  日本に留学した外国人高校生を集めました。これ、簡単に言ってますが、大変なことです。  だって、例えば、フランスやブラジルから日本の高校に留学した若者は、まず、母国語であるフランス語やポルトガル語を話し、なおかつ、高校では日本語を話し、なおかつ、番組では英語を話すのです。  つまりは、英語を母国語とする国から来てない場合は、それだけでもう、「トリリンガル」なのです。  あたしなんかいまだに「バイリンガル」になれなくて、ひいひい言ってるのに、17歳ぐらいで「トリリンガル」なんですから、すごいです。  そういえば、最近、コンビニとかの外国人店員の「日本語を笑う番組トーク」がいくつかあるようです。  なんだか、心底悲しくなりますが、こういうことが起こるのは、日本人が本当に海外に行かなくなったからですねえ。  海外に行って、ちょっとでも言葉に苦労したら、日本にいる外国人の下手な日本語を笑うなんてことは絶対に起こらないでしょうに。
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