お金

1億円を手にしたプロゲーマーの生活と素顔に迫る

ゲームプレイが第一でプレイベートは二の次

 約1億1000万円の満額とはいかないまでも、ふぇぐ選手の懐にはかなりの額が入ったはず。さぞ豪勢な暮らしをしているかと思いきや、その生活は質素だった。 「もう3年以上彼女がいませんし、趣味らしい趣味もないんです。気分転換に友人と飲みに行くのは好きですが、そのくらいですかね。高い買い物もしていていなくて親孝行の一環として、父親と相談しながらマンションを買おうかなとは考えています」  給料制とはいえ、サラリーマンのように会社勤めはなく、1日どれだけ『シャドバ』をプレイするかは、各選手の裁量任せ。ふぇぐ選手は、自他ともに認める練習量を誇り、「1日10時間は『シャドバ』をプレイしている」のだとか。大会が近くなると、12時間を超えることもあるといい、オフのときも3時間はプレイしているという。『シャドバ』に触れない日は1日もないというが、これだけゲーム漬けの毎日で、辛くはないのだろうか? 「逆に言うと、そのくらいでもできなければ、プロゲーマーにはなれないと思います。僕はもともと飽き性でバイトも長続きしなかったのですが、『シャドバ』は別。プロになった後、練習量に対してなかなか結果を出せない時期もありましたが、腐ることなくプレイできたので、『シャドバ』が肌に合っていたんでしょうね。このゲームと出会って、まさに人生が変わりました。課金額は100万円程度ですかね」  自分の“冴え”が衰えるまでは、プロゲーマーを続けたいと語るふぇぐ選手。最後に、いまの満足度を100満点で答えてもらった。 「彼女がいないこと以外は満足しているので、99点です(笑)。30代前半までには結婚したいですね。あくまで僕のイメージですが、その歳を過ぎると結婚が遠のきそうなので。ただその前に、ゲームに理解のある女性を見つけないといけませんが……。飲み会などには積極的に参加しているんですけど、とにかく出会いがないんですよ(苦笑)」  結婚を人生の目標に掲げるふぇぐ選手の直近の目標は、2019年の世界大会。前回王者とはいえ、シード権は用意されておらず、大会に参加するにはいい成績を残す必要があるなど、条件はほかの選手と変わらない。だが、世界大会を目指すふぇぐ選手の顔はとても明るく、自信に満ちていた。

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