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倉持由香がプロゲーマーと結婚、気になるゲームの腕前は? 専門誌に聞く

 11月5日、プロゲーマーのふ~ど選手との結婚を発表した人気グラビアアイドルの倉持由香。このおめでたいニュースはTwitterやGoogleトレンドなどで1位となり、交際10年を経ての結婚という純愛物語も相まってネット上で大きな話題となった。  ゲーム事情に詳しくない人には意外な組み合わせかもしれないが、eスポーツ業界で倉持由香のガチゲーマーぶりは広く知れ渡っており、グラビアアイドルはもちろんプロゲーマーからも祝福の声が相次いだ。  プロゲーマーにも一目置かれる倉持のゲーマーぶりとはいかほどのものか。倉持由香に取材したことがあり、最新号ではふ~ど選手のインタビューも掲載しているeスポーツ専門誌『eスポーツマガジン』(白夜書房)編集部に、倉持由香のガチゲーマーぶりを語ってもらった。 「倉持由香さんは数あるゲームの中でも特に格闘ゲームに造詣が深いのですが、幼稚園の頃から9歳上の兄の影響で、『ストリートファイターⅡ』をプレイしていたそうです。彼女は14歳で芸能界入りしたのですが、最初に所属したのがゲームアイドルを育てる事務所だったんです」  今ではYouTubeなどでゲーム配信をするのは珍しくないが、倉持は約13年前から、「大魔界村」や「スーパーメトロイド」、「妖怪道中記」などのゲームを朝までひたすらやる配信を毎日行っていた。いわばゲーム実況の走りだった。 「今でこそゲーム好きを公言するグラドルやアイドルはたくさんいますが、倉持さんはその先駆けでした。そうした仕事の延長でゲーム誌の連載企画があって、今も中野ブロードウェイの4階にあるゲームセンター『中野TRF』で行われたゲーム大会の予選に倉持さんも『ストリートファイターⅣ』部門にエントリーしたんです。当時、倉持さんは高校生だったんですが、それがきっかけで学校帰りに制服姿で中野TRFに通い詰めたそうです。  今回の結婚を記念して、幾つかのweb媒体にご夫婦でインタビューに答えていましたが、“出会いのきっかけは『ストリートファイターⅣ』”と仰っていましたよね。倉持さんがふ~ど選手と知り合ったのは、この中野TRFだったんです」

 中野TRFには、ふ~ど選手の他にも、ときど選手、板橋ザンギエフ選手、マゴ選手など、後にプロゲーマーとなって世界大会で活躍するゲーマーがたくさん集っていた。そんな環境の中で、倉持はゲーマーたちとの親交を深めていく。 「ゲーマーと仲良くなった倉持さんは、格闘ゲーム大会があると地方でも付いていって観戦していたそうです。しかも国内だけではなく、海外のゲーム大会にも自腹で帯同していたとか。ちなみに、ふ~ど選手は『EVO2011』という世界最大の格闘ゲーム大会の『スーパーストリートファイターⅣアーケードエディション』部門で優勝して世界的な注目を浴び、2012年からプロゲーマーになりました」  倉持は観戦するだけではなく、自身も格闘ゲームをプレイ、時には格闘ゲーム大会にも参加。今年の『EVO2019』では『ストリートファイターⅤ』部門に出場して1勝している。 「倉持さんは『ストリートファイターⅤ』でレインボー・ミカというキャラを使っているんですが、ふ~ど選手もレインボー・ミカをメインで使っているので、その影響があるのかもしれません。それまで倉持さんはゲーム好きではあるけど、それほど勝ちにはこだわっていなかったんです。  ところが本誌の姉妹誌『ガールズゲーマーPARTY』の対談企画に出て頂いた時に、『もっとゲームの上手さを語れるようになるためには、ゲームのテクニックを知ったり、ちょっとでも上手い人に近付かないとしゃべることの質も変わってくるだろうと思って、今は勉強してます』と語ってました。それほど彼女はゲームに対する思いが熱いですし、最近は女子eスポーツチーム『G-STAR Gaming』のプロデューサーに就任して、女性ゲーマーの育成にも取り組んでいます」  グラビアアイドル冬の時代に、「グラドル自画撮り部」と称してSNSにセクシーな写真をアップするなど独自の活動でグラビア界を盛り上げてきた倉持由香。今後は夫のふ~ど選手と共に、eスポーツ業界を大いに盛り上げてくれるはずだ。〈取材・文/猪口貴裕〉
出版社勤務を経て、フリーの編集・ライターに。雑誌・WEB媒体で、映画・ドラマ・音楽・声優・お笑いなどのインタビュー記事を中心に執筆。芸能・エンタメ系のサイトやアイドル誌の編集も務める。
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