仕事

人事部が見たバカッター新入社員。会社・業界自慢はありがた迷惑?

就活生の内定取り消しパターンは?

 新入社員だけでなく、就活中の学生ももちろん注意が必要だ。代表的なのが内定を10も20もとっては辞退を繰り返す“内定ゲッター”と呼ばれる人たち。 「いろいろな会社から内定を取っては面接内容や会社批判を繰り返していた学生が、人事界隈で話題になることがありますね。一応、会社名とかは伏せ字だったりするんですけど。ある人事が自社の面談後に更新されていたことから把握して。要注意人物として情報を共有し、次回の面談で厳しく見るよう面接官に依頼するようなことがあります」
面接

面接内容や会社批判をSNSに投稿する就活生が人事界隈で問題視されることもあるという

 またここ数年、大量採用を進めているコンサルティングファームも目立っているせいか、「コンサル職同士の小競り合いはちょいちょいあります。Twitter内で『ここの内定取った~!』みたいなツイートに対して、何の腹いせか『あんなクソみたいな企業でよろこんでるwww』みたいなネット喧嘩をふっかけられ、ちょっとした炎上に発展する」こともあるんだとか。  腹に何を抱えていようが勝手といえば勝手な話なのだが、大学生ともなれば実名など個人情報がバレたとしても恥ずかしくない言動を心がけるのが大切ということか。  杉本さんいわく、「SNS上での問題発言や行為で特定されて、内定取り消しとかは普通にある」とのことだ。4月から社会人生活が始まった新入社員はもちろん、現在、就職活動中の学生はくれぐれも注意してほしい。<取材・文/伊藤綾> ― シリーズ・モンスター新入社員録 ―
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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