仕事

自称“顔採用”で大手企業に入社、わずか3か月で退職した美人新入社員の言い分

 4月といえば、就職や転職で新たなスタートを切っている人も多いかもしれない。そんな中、だれもが知る金融大手に新卒で入社したにもかかわらず、すぐに退職した女性に出会った。 「昨年、入社した会社を3か月で退職しました。今は時給1000円の事務で働いています」  現在、アルバイトで生計を立てる茜さん(23歳・仮名)。アイドルの吉田朱里似の美女だ。入社してから理想と現実のギャップに悩む新入社員も少なくないだろうが、何があったのだろうか?

男性と対等に働く女性社員に憧れて…

 大学時代、初めての就活にドキドキしながら、就職イベントを訪れた茜さん。どこよりも大きなブースを構えていた大手金融会社に目を惹かれた。そして、そこで出会った美人でイキイキとした人事女性に憧れを抱き、「とてもカッコいい」と思ったそうだ。 「他の会社は男性の人事で、唯一、その会社は女性の人事だったんです。その女性人事に『私は大学のとき勉強をしていなかったから、いつも単位はギリギリだったのよ……』と聞かされ、『私も入社できるかも!』と思ったんです」 就職イベント 茜さんは大学時代、勉強をする気がおきず、当時つき合っていた彼氏の家に入り浸り、学校にはあまり行かなかったそうだ。そのため、単位はいつもギリギリだったという。イベントで落ちこぼれ時代の話を聞いて共感をもった。  また、“男性と対等の立場で働く女性”に憧れていたので、その人事の女性がまさに理想像だったのだ。

合計9回の面接で“顔採用”だった!?

 茜さんは「自分でいうのもアレですが、能力よりも顔採用だったのかもしれません」と肩を落とす。入社試験では、なんと1日に3回の面接を受け、3次面接まで合計9回も面接を行なったという。 「最終面接で、見た目も名前もアイドルのようだね、と言われたのを覚えています。面接に関係ないのに……と思いましたが」  たしかに、大手と呼ばれる企業で働く女性社員の中には、モデルやアイドルさながらのルックスの人も多い気がするが……真相はわからない。しかし前述のように、茜さんの大学時代の成績は決して誇れるようなものではなかった。心当たりがあるとすれば、面接で容姿を褒められたことしかなかったのである。
面接

なんと面接は9回も行われた。手応えはまったくなかったが、合格した心当たりは「容姿を褒められたこと」だという。※写真はイメージです

 ともあれ、たとえ顔採用だったとしても、茜さんがだれもが羨む大手企業に受かったことは事実。その後、4月1日に入社式を終えると、新人600人の合同研修がスタート。研修では、仕事に必要なビジネスマナーや経済の見方、会社の歴史などを学習した。歴史では、会社の理念を強く押し付けるような内容だったと記憶しているそうだ。
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