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被災地の噂話 それって嘘? ホント?

震災から3か月が経ち、ずいぶんと片付いたといえ、まだまだ瓦礫は膨大に残されている

震災から3か月。被災地にもようやく落ち着きが戻りつつある。特に仙台市内は、仮設住宅建築のために多くの作業員やボランティアスタッフの拠点となっているため、連日大勢の人で賑わっている。そんな仙台に先週行ってきたのであるが、噂で聞いた以上の活況ぶりに正直驚いてしまった。

津波の被害が甚大だった名取の閖上、そして東北一の歓楽街である国分町を中心に取材を行ったのだが、どうにもこうにも話が違う。話が違うというのは、こちらにいて漏れ伝わってくる話と現地で聞いた話が微妙に異なるのである。また、現地でまことしなやかに語られる噂話も興味深いものが多かった。

そこで今回は被災地や仙台市内で聞いた噂話を検証してみた。

※信憑度は★で評価。★の数はMAXで5。多いほど信頼度が高くなります。


【噂その1】
仮設住宅には人気の物件と不人気物件がある。
★★★★☆

こちらが人気の仮設住宅。バリアフリーにするなど、細かい気配りがなされている

一口に仮設住宅と言っても、建てられる場所や間取り、バリアフリーなどは微妙に異なる。名取の仮設住宅におじゃましたのだが「NTTのとこの仮設住宅はあんまり人気がない」とか「飯塚は人気だった」などの声が聞かれた。

また、仙台駅の一つ隣の長町にも仮設住宅があるのだが、コチラは立地的には素晴らしいのになぜか不人気。入居率も低いという。ほかにも行政が家賃補助を出すケースもあり、仮設住宅を建てたからといって被災者は皆移り住むわけではないようだ。


【噂その2】
仮設住宅の備品はクーラー以外は持って出てよい
★★★☆☆

仮設住宅に備え付けられた電化製品。基本的には新品で、赤十字社から支給されたものには赤十字社のステッカーが貼ってあった

 仮設住宅内にはテレビ、冷蔵庫、炊飯器に毛布、机や鍋、そしてある程度の食料が備え付けてあり、入居者は着の身着のままで入居をしても暮らせるようになっている。こうした生活用品は、入居者が仮設住宅を出る際に持って出て行ってもよいという。ただし、備え付けのクーラーはダメなんだとか。

仙台市内のタクシー運転手に話を聞くと、「入居した方は入居してすぐにアパート見つけて、クーラー以外の物を持って出ちゃうんだわ。アパートに入っても6万円くらいまでは補助金が出るからね」とのこと。そのため、入居率が入居開始から3日ほどで激減した仮設住宅もあるという。






【噂その3】
仙台市内、国分町でも略奪騒動が起きた
★★★★★

東北随一の歓楽街である国分町。都心部で被害も少なかったが、コンビニには万引き集団が……

  震災後、被災地ではコンビニや中には銀行や被災した家を狙った不届き者が数多くいたというが、それはあくまでも警察や住民の目が届かなくなった被災地でのことと思われていたのだが、繁華街の国分町でもコンビニが略奪騒ぎにあったという。

国分町の飲食店を経営する男性によれば、「震災後に店を開けたら、集団で万引きに遭い、しばらく閉店するハメになった」とのこと。国分町で働く女性も「まさか仙台市内、国分町であんなコトが起きるなんて……」と、衝撃を受けたという。

⇒後編につづく

取材・文/テポドン




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