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被災地の噂話 それって嘘? ホント?【後編】

⇒【前編】はこちら

【噂その4】
バールを持った外国人がキャバ嬢を襲っていた
★☆☆☆☆

本誌「俺の夜」でおなじみの苫米地も夜の国分町を精力的に取材! キャバ嬢たちからは意外なエピソードが聞けた

 国分町でも集団万引き騒ぎが起きたほど、震災後は混乱を極めた。そのため、多くのデマが飛び交うことになったという。国分町のキャバクラで働く女性によると「外国人がバールを持ってキャバ嬢を襲ってるって店長から聞いて、まさか……と思ったんだけど、停電したりで待ちも暗いし危ないなぁって。で、店長が念のためにってことで一緒に帰ってくれたりしました」。結局、実際に被害に遭った方も見た方もなく、デマの可能性が大。震災の混乱ぶり如実に表すエピソードである。



【噂その5】
仙台のバブルは8月まで
★★★☆☆

仙台市内は今、皮肉にも震災後の復興景気に沸いている。その理由としては県外からの仮設住宅建築業者、ボランティアのスタッフが多く流入してきている。被災地の被害が甚大で、被災地に直接宿泊することが難しいので、どうしても拠点を仙台市内にしなければならないという事情がある。ホテル関係者に話を聞けば、「どこもホテルは連日満室です。建築業者の方が数室から中には10室単位で借り上げていただいているケースも珍しくないです」との返答。

だが、こうしたホテルの客室がない状況は8月までだというのが、地元の見方である。先のホテル関係者によれば「仮設住宅の建設が8月いっぱいで完了すると言われています。実は仮設住宅の建築は県外の業者への発注が8割以上と言われ、地元建築業界から大ブーイングが出ています。復興のための建築ラッシュは地元業者が受けると見られてますので、今の活況は8月いっぱいでしょうね」。実際、ホテルの予約も8月までが満室の状況だという。


【噂その6】
震災後、国分町の風俗関係者は東京に集団移転しようとしていた
★★☆☆☆

「停電、断水、おまけに余震もひどい。津波の被害もすごいでしょ。同業者とも話してて、こりゃもう、女のコ連れて東京に逃げるかって話になったんです」と、語るのは国分町のキャバクラ経営者。彼によれば、震災による壊滅的被害を悲観して東京の風俗店やキャバクラに集団で移籍を画策したという。地元風俗誌記者も言う。「風俗やキャバがなくなれば僕らの仕事もおしまいです。つてを頼って東京の風俗誌に潜り込もうと思ってたんですが……」。しかし、状況は一変する。

震災から一週間ほどして水道などのインフラが正常になり、放っておくわけにもいかないと店を開けてみると、客がわんさとやってきたというのだ。先のキャバクラ経営者に聞く。「震災から一週間ほどすると、県外から親族の安否を心配する方やボランティアの方が大量にやってきたんです。いきなり景気が好転して驚きました」。そのため、彼の店では急遽、東京の店に移籍しようとしていた女のコの引き留めに奔走することになったという。こうして今では彼は2軒目を出そうか頭を悩ますほどになっている。「こうも流行れば2軒目を出したくなるんですが、すでに物件がない状況なんです。それに8月以降のことを考えると腰が引けますね」

以上はあくまでも現地で聞いた噂話。

まだまだ混乱している被災地も多いのだが、中心となる仙台はかなり平静を取り戻している。東北一の都市、仙台を中心に力強く復興してもらいたい。

取材・文/テポドン




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