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ソーシャルトレード徹底比較 乱高下する為替相場で勝つためのポイントは?

 もちろんフォロワーによるポジションの強制決済も可能。リバースフォローのランキングを使えば、直近の成績が悪いトレーダーを狙い撃ちして逆張りする、なんてこともできる。  ちなみに、いずれのサービスも海外FXで、英語版だけでなく日本語版のサイトもあり、スマホにも対応している。  フォローするトレーダーは最低1口(0.1Lot=1万通貨)から選択可能で、フォロワーが負担する手数料は無料。1口の売買に必要な資金は、米ドル/円なら1口2000円ちょっとだ(1米ドル=108円、レバレッジ500倍の場合)。これは取引する通貨によって異なる。  例えば、トレーダー3人に対して1口ずつフォローしようと思うと、10万円もあれば十分だろう。  このように、実績があるトレーダーのトレードをコピーするソーシャルトレードなら、投資初心者や相場に張りつくのが難しいサラリーマンでも、勝ち組トレーダーと同じ結果を得られそうだ。  では、実際のところどの程度儲かるのか? そこでスマトレ、インスト、あいのりFXの3つのソーシャルトレードを使って、各10万円をほったらかしにし、それぞれどんな運用をするのか? その様子を観察してみた。

10万円をオススメトレーダーにおまかせ!

 何はともあれフォローするトレーダー選びから。トレーダーは各サービスのランキングから選ぶことができるのだが、それだと記者の好みに結果が左右されてしまうので、それぞれのオススメトレーダー上位3人を、各1口ずつフォローしてみることにした。  預ける資金は10万円ずつで、フォローするトレーダーも3人ずつ(合計3口)。これで6月19日0時から28日0時まで実践してみたところ……。  結果は以下を参照してほしい。

スマトレの取引実績の推移 (6/19~6/27)

インストの取引実績の推移 (6/19~6/27)

あいのりFXの取引実績の推移 (6/19~6/27)

 これは各サービスの取引実績をグラフ化したものだ。都合7営業日おまかせしてみたところ、期間中の取引回数はスマトレ37回、インスト214回、あいのりFX179回となった。スマトレ以外は、かなりの頻度で売買を繰り返していたことがわかる。また、スマトレは勝つときも負けるときも値幅は3000円以内だったが、インストやあいのりFXは勝っても負けても1000円前後という結果なのも興味深い。  もちろん、結果は記者が検証を始めた時点のオススメトレーダーに左右されるので、スマトレの全体の取引回数が、ほかよりも少ないというわけではないだろう。トータルの収支では、残念ながらスマトレのみ1480円のマイナスとなったが、インストは7万2392円、あいのりFXは1万4592円儲かり、トータルで8万5504円のプラスに。7営業日の運用で、30万円の元手が約39万円に増えたわけだ。  ソーシャルトレードで勝つためのポイントは、サービス選びとトレーダー選びにかかっている。まずは、どのサービスがいいのか? どんなトレーダーがいるのか? ソーシャルトレードの世界をのぞいてみることから、始めてみてはどうだろう。 取材・文/編集部
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