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女性に「ワインの赤と白の違いってなに?」と聞かれて即答できる?

ロゼワインはどうやって作るのか?

 黒ブドウを白ワインの製法で作るロゼワインというものもあります。薄い赤~ピンク色をしたワインで、幅広い料理に合うので人気があります。時々、赤の安物と勘違いしている人がいるのですが、まったく間違いなので注意しましょう。  決して、赤ワインと白ワインを混ぜたものではありません。ただし、一部のシャンパンなどで色づけとして赤ワインを利用しているものもあります。

ロゼワインは複数の製法があります。写真はワインの学校で、ロゼを並べてテイスティングしているところです

 白ブドウを使って赤ワインの製法で作ると、オレンジワインになります。白ブドウを破砕して、そのまま発酵させ、ワインだけを取り出すのです。白ブドウには黒ブドウのような色素が含まれていないので赤くはなりませんが、オレンジ系の色素が出ます。  飲むチャンスは少ないかも知れませんが、色つながりで紹介すると、「ヴァン・ジョーヌ」=黄ワインというものがあります。フランスのジュラ地方で作られている白ワインの一種です。白ワインの製法で発酵させたあと、長期間澱引きしないで樽熟成させることで、黄色いワインができます。  ポルトガル発の「ヴィーニョ・ヴェルデ」=緑ワインというものもあります。「ヴェルデ(緑)」は色を表しているのではなく、完熟していないブドウで作った白ワイン、という意味です。とは言え、フレッシュなブドウを使うので、ワインは緑がかっていることがあり、その名の通り、という銘柄もあります。

白ブドウ「甲州」を赤ワインの製法で作ったオレンジワイン「甲州F.O.S.」(ココ・ファーム・ワイナリー)です。高級中華料理と合わせましたが最高でした

 以上が、ワインの色の違いの基本です。ワイナリーによって、品質を向上するために様々な取り組みをしており、すべてが今回紹介した製法に沿っているとは限りません。そんなイレギュラーな製法で作られたワインを飲むのも楽しい経験です。  今夜の夕食では、ワインも一緒に楽しんではいかがでしょうか。最初はさっぱりした白から始まり、メインディッシュには赤合わせて、美味しい組み合わせを探求してみましょう。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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