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女性に「ワインの赤と白の違いってなに?」と聞かれて即答できる?

― 第60回 ―  ワインと言えば、赤と白が基本です。白が透明で赤は赤いので、見た目で間違えることはありません。味わいも、白がさっぱり、赤が濃いのが基本です。レストランやバーでは、もちろん両方置いていますが、銘柄はともかく色は自分で選ぶ必要があります。  そんな時、格好を付けて「俺は赤しか飲まないんだよね」などと注文し、一緒にいる女性や部下から「赤と白の違いってなんですか?」と聞かれ、答えられないのは悶絶するくらい恥ずかしいものです。今回は、赤ワインと白ワインの基本についてご紹介します。

赤ワインと白ワインの基本的な違いは説明できるようにしておきましょう

そもそも製法が異なる赤ワインと白ワイン

 まず、赤ワインと白ワインでは製法が異なります。ワインは原料であるブドウを発酵させますが、発酵させるタイミングが違うのです。白ワインは、ブドウを破砕し、圧搾して種や皮、果肉を取り除き、採取された果汁を発酵させます。一方、赤ワインは破砕したら、皮付きのまま、果肉や種はもちろん、場合によっては果梗(枝や茎)も一緒に発酵させ、その後圧搾します。そのため、赤ワインの色や渋みのあるタンニンが抽出されるのです。  利用されるブドウも異なります。ワインは、ブドウの品種によって大きく味が左右されます。醸造酒なので、原料の特徴がダイレクトに味に関わってくるのです。基本的に赤ワインは黒ブドウ、白ワインは白ブドウから作られます。「赤ブドウ」とは呼ばないので注意してください。  黒ブドウの代表としては、ピノ・ノワールやカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどが有名です。白ブドウはシャルドネやソーヴィニヨン・ブラン、リースリングなどが有名です。

赤ワインと白ワインの代表的なブドウは押さえておきたいところです

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ロゼワインはどうやって作るのか?
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