香港デモ、永住日本人タレント・Rieが明かす真実
6月の200万人デモに次ぐ170万人が「反送中!」
香港人の怒りが収まらない。6月に史上最大の200万人デモが実施されてから2か月、今も連日多くの市民が抗議活動を繰り広げている。8月18日には雨が降りしきる中、170万人がデモ行進。普段、若者で溢れる銅鑼湾地区の繁華街は傘を差した市民らで埋め尽くされた。
すでに報じられているとおり、火種となったのは逃亡犯条例の改正案だ。一定の条件を満たした逃亡犯については立法会(国会)の審議を経ずに行政長官の判断で裁判所に逮捕状の発行を要請できる、とする改正だ。北京政府に任命権がある行政長官の裁量権を強めるうえに、新たに中国本土が引き渡し先の対象として盛り込まれた。だから、香港の人々は怒りの声をあげたのだ。
「’16年の銅羅湾書店関係者の失踪事件と、’18年に開通した高速鉄道の香港内での中国による出入境手続きの導入。この2つが今回の『反送中(逃亡犯条例改正反対)デモ』の根っこにあるんです」
こう話すのは、日本の観光地を紹介する香港の長寿番組『日本大放送Go!JapanTV』(香港ViuTV)に15年間レギュラー出演している日本人タレントのRieさんだ。’00年に留学したことがきっかけで香港に定住。’03年に香港の自由を縛る国家安全保障条例に抗議する50万人デモに参加して以降、常に市民と抗議活動に身を投じてきた人物だ。
「中国に批判的な本を扱う銅羅湾書店の関係者が2か月で5人も失踪した事件は香港市民から大きな反発を呼びました。5人とも中国に無実の罪を着せられて拘束されていたからです。その後、’18年開通の高速鉄道では“香港内で”中国が入境審査できるようになりました。ここ5年で着実に中国の侵食が進んだため、香港市民の不満は溜まり続け、今回の逃亡犯条例で爆発したんです」
今回は『リーダー不在のデモ』
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