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ユニクロvsワークマンvsモンベル。レインパーカーを徹底比較した結果は…?

スペックで圧勝だったのは?

 さて、肝心のスペックは、最高峰の耐水性や透湿度を誇る素材として知られる「ゴアテックス」を使用したモンベルの圧勝だ。ワークマンも独自に開発したポリエステル素材で耐水圧1万㎜、透湿度5000g/㎡・24hを実現しているが、モンベルの数値はそれぞれ5倍も高い(耐水圧5万㎜以上、透湿度2万5000g/㎡・24h)。ただし、日常生活で着用するなら、ワークマンも、各数値を公表していないユニクロも十分に性能は高い。
防水性

防水性ではモンベルの圧倒的勝利。生地に水が染みこまず、大粒の水滴が長時間留まっていた

「ゴアテックスは本格的な登山などの厳しい野外環境において本領を発揮しますが、街着としてはオーバースペックかもしれません。通勤やちょっとしたレジャーシーンで雨風を防ぐだけなら、ワークマンやユニクロでも事足ります。霧吹きで水を吹きかける検証では、生地に厚みがあって堅牢なワークマンのほうがユニクロより耐水性が高かったですね。  その半面、蒸れにくさの指標となる透湿度ではサラサラした生地を使っているユニクロに分がある印象です」
比較

ワークマン(上)はジッパー内のフラップの先にも厚い返しがあり、水が染みこみにくくなっている

 生地が分厚いゆえにゴワゴワしているかと思いきや、ワークマンは生地にストレッチ性を持たせていることも特徴だ。モンベルと同様に動きやすさを考慮したシルエットとなっており、雨天時の釣りや愛犬の散歩も快適に行えそう。  また、コンパクトに収納できる袋も付属するため、ゴルフやスポーツ観戦でもバッグに忍ばせておくと安心だ。ただし、ランニングなどの比較的激しい運動をしたいなら、ストレッチ性も透湿度も抜群なユニクロを選びたいところ。  さらに細かく使い勝手をチェックしていくと、長らく日本の労働者に支持されてきたワークマンの底力が見えてきた。 「フードをロールアップして収納できたり、両脇だけでなく胸にもポケットがあったり、ワークマンは細部まで気が利いているんですよね。余計なデザインを削ぎ落としたモンベルやユニクロのほうが洗練された印象ですが、雨合羽としての使い勝手ではワークマンがトップですね。1枚持っていると、とても便利だと思います」
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