恋愛・結婚

結婚して2か月、式の直前に離婚した新婚夫婦。幸せな時間を暗黒に変えた妻の裏切りとは?

 結婚式といえば、男女問わず幸せの象徴。それまでの恋愛や人生の一つの集大成ともいえる大事なイベント。これからの人生をともに……そう誓いあった相手と、すぐ道を分かつことになるなんて、誰が考えるだろうか。
指輪の交換

写真はイメージ(以下同じ)

 しかし、人生とはいつ何が起こるか分からないもので、幸せはいつ終わるか分からないものである。結婚から2か月、新婚生活を楽しんでいた男性に降り掛かった悲劇とは……?

結婚2か月、式の前に起こってしまった悲劇

 今回の主人公、地方在住の増田敬之さん(仮名・27歳)は高卒ながら、地元では有名な企業で働き、つい数か月前に結婚したばかり。 「友人の紹介で知り合った彼女とは、2年ほど付き合った末に結婚を決めました。おとなしく家庭的な彼女はきっといいお母さんになると思っていました。彼女もまた高卒で地元就職でしたが、僕と付き合ってからは僕の母の勧めもあり、母の務める地元の役所に転職し、母とも良好な関係でした」  こう聞いていると、順風満帆な地元婚の形を取った二人であるように感じる。しかし、その二人は今、一緒に暮らしてはいないという。 「今年の7月、僕は彼女と結婚しました。結婚式は11月に挙げる予定でした。しかし、彼女とは結婚2か月前……9月に離婚してしまいました」  結婚して2か月、結婚式の前に離婚。二人の間に一体何が起こり、なぜ離婚を選択するほどに、修復不可能な傷を残してしまったのか。

嫁のスマホに残っていたLINE履歴の惨劇

 きっかけは増田さんが、結婚してすぐにたまたま見てしまった奥さんのスマホに残るLINE履歴だったという。 「籍を入れた僕たちは、結婚式に向けて貯金をしながら、1LDKの部屋に二人で暮らしていました。寝室とベッドも共有しており、僕が奥さんのスマホを見てしまったのは本当にたまたまでした。枕元で光る彼女のスマホの通知がチラリと目に入って、見えてしまった衝撃的な言葉。思わずスマホを手にとって、まじまじ読んでもその言葉は見間違いでもなんでもありませんでした。 スマホ ”昨日はすっごく良かったね。またすぐに会いたい”  男の名前から来ているそのLINEは、明らかに彼女の”浮気”を示唆するような内容でした。いてもたってもいられなかった僕は、風呂上がりの彼女を問い詰めました。彼女はあっさりと浮気の事実を認めたのです。妻の話によれば、相手との関係は僕と結婚する前から続いていたのだといいます。そして相手は一人ではなく、浮気相手の一人とは、そのうち一緒になりたいと思っている、とまで言うのです」  妻にはどんな事情があって、そんな風に心で思う浮気相手がいながら、増田さんとの結婚を決めたのか。話合いが進むにつれて、妻のスマホからボロボロと出てきた他の男との浮気の証明になるかのようないやらしいLINEの数々に、耐えられなくなったのは増田さんの方だった。
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結婚式はキャンセル。重くのしかかるキャンセル料
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1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携ったのち、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。

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