更新日:2023年04月25日 00:30
カーライフ

ホンダの次期フィットは何顔? 初代はリス、2代目はキツネ…

フィットの課題だったデザインは新型でよくなったのか?

 そしていよいよ東京モーターショーで、次期フィットを拝むことができました。

先代からガラリとデザインが変わりました!

 これはイイ!  イメージ的には、初代&2代目フィットのテイストに先祖返りしつつ、全体にとってもシンプル&クリーンになり、かなり上質感もある。  初代フィットの顔はリス、2代目はキツネだったけど、今度の4代目は、鼻が四角い犬ですね。ホンダとしては「イメージは柴犬」とのことですが、柴犬いいじゃないか! リスやキツネより適度に力強くてさ。

イメージは柴犬の次期フィット

 ただ、カーマニアのみなさまには残念なお知らせもあります。それは、ハイブリッドの7段DCTが消滅することです……。  次期フィットは、「e:HEV」という、2つのモーターによるホンダ独自のHVシステムを搭載するのです。これは、発電用と駆動用の2つのモーターを持ち、走行状況に応じて3つのモードを自動で選んで走るというもの。通常はEVのようにモーターのみで走り、加速時もエンジンの役割は「発電機」としてモーターを動かす。そして高速道路ではエンジン走行する。高速域ではそのほうが効率がよくなるからです。

後ろはこんな感じ

 つまり、どの状態でも車輪はモーターやエンジンと直結されているので、トヨタのハイブリッドみたいな「ふにゃ~」とした無段変速特有の感じはないけれど、段のない電気自動車みたいになるわけだ。  カーマニアは古典的な段付きギアが大好きなので、その点だけは残念だけど、デザインが断然良くなってるので、我が家も次期お買い物&渋滞突入用実用車として、購入を検討したいと思いまちゅ! お値段はまだわかりません。 取材・文/清水草一
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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