更新日:2023年04月27日 10:37
恋愛・結婚

結婚のプロポーズに失敗した男/失敗された女…何を間違った?

指輪の“価値”ってなに!?

結婚「結局、プロポーズは失敗に終わっちゃいました」と肩を落とすのは博之さん(29歳・会社員)。先日、籍を入れたばかりの新婚ホヤホヤだ。  付き合って2年の記念日に彼女の大好きなディズニーランドに行き、そこでティファニーの婚約指輪を渡してプロポーズ。彼女は泣いて喜び大成功だった。 「我ながら本当にうまくいったなぁ~って思いました。指輪のサイズも寝てる間にちゃんと図ってたんで誤差なし。完璧でしたよ」  両親への挨拶を済ませ、無事入籍。結婚式場を探し始めた頃に彼女の様子が変わってきた。そして突然、「指輪買い替えて!」と博之さんに泣きながらうったえたという。 「ビックリしましたよ。あんなに喜んでくれてたし、サイズもピッタリ。ティファニーも彼女が一番好きなブランドなんです。そもそもあんなに喜んでくれてたのに、いったい何が気に入らなかったのかわからなくて……」  泣きじゃくる彼女をなだめて話を聞いてみると、なんと原因はSNSにあった。 「僕自体はあんまりSNSやってないんですが、友達とかはフォローしているんですよ。それで、フォロワーを見て、そこから辿って僕の元カノのインスタに行き着いたそうなんです。なんと元カノが『元カレにもらった指輪、今でもつけてるww』『結局結婚しなかったけどwww』的なコメントと共に写真を載せていて、それが相当カチンときてしまったみたいで」  最近はSNSから浮気がバレてしまったり、嘘が発覚したりして恋人と険悪なムードになったなんて話はよく聞くが、昔元カノにあげたプレゼントが原因になるというのは珍しいパターンだ。そして、彼女が怒っていたのは投稿内容だけではなかった。 「問題の元カノにあげた指輪がカルティエだったのがよくなかったみたいで。ブランドとしての優劣ではなく、単純に元カノの指輪の方が高かったんですよ。別に愛情と金額が比例しているわけでは全くなかった。なんならその元カノに指輪を買った時って、実家暮らしの大学院生でバイトばっかりしてたからお金があったし、若いから見栄はってたんです。逆に今なんてひとり暮らしだし、結婚資金を貯めながらなんとかお金を工面して、頑張って買ったものだから、僕的には奥さんにあげた指輪の方が価値があるんですけどね」  そう彼女にも説明したが、一向に納得してもらえず……。結局、結婚式を延期してまで指輪を買い直すことになったそうだ。 「結婚資金を使ってカルティエより高い指輪を買い直しました(苦笑)。もったいないとは思うけど、奥さんが『このままじゃあ一生プロポーズが嫌な思い出になっちゃう』って泣くんで。根負けですね。すごい頑張ったのに、思わぬところから失敗したプロポーズでした」  その後、元カノにはその投稿を消してもらったそうだ。昨今SNSが原因のトラブルが多く見られるが、他人の投稿ひとつでここまで金銭的に迷惑を被ってしまったプロポーズはなかなかないだろう。  非モテ独女の筆者からすると、指輪をわざわざくれるだけ羨ましいというのが本音だ。というのも、実は去年、血迷った元カレにプロポーズされた。だが、ハイボールが1杯180円の大衆居酒屋で、その言葉が「お前と結婚したら飲み歩いても怒らないよね? 結婚する?」だったからだ。もちろん指輪もない。返事は断ったが、もしも首を縦にふっていたら彼は私と結婚していたのだろうか? <取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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