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「付き合う男を変えたら薬物ヤメられた」覚せい剤、MDMA…元薬物中毒だった主婦の告白

違法薬物は付き合う男や環境が大きい

祐子さん(31歳・仮名) そんな祐子さんだが、いかにして違法薬物を断ち切ったのか。「彼氏の浮気が発覚し、別れたことでヤメられた」そうだ。 「大麻に関しては何度も『またやりたいな』って思ったけど売人の知り合いもいないし、自分でわざわざ探してまで買うのは怖かった。でも、もしも売人と繋がっていたり、彼氏以外にクスリをやっている子がいたら……正直、流されていたかもしれないです。  クスリをやる、やらないって人間関係や環境がすごい関係あると思う。2人に会ってなかったら、絶対クスリに手を出してないですもん。別にもともと興味があるわけじゃなかったし、身近な人がやっているから『じゃあ、私もやってみようかな』程度の軽い気持ちでした」  裕子さんいわく、違法薬物にハマりやすい人には特徴があるという。 「SNSで感情の起伏が激しい人や基本ネガティブな人。あとは仕事でプレッシャーを抱えている人はクスリに頼ってしまいがち。SMクラブの先輩もホストに極限まで貢いで、やりたくない仕事をして病んでいた。元カレもすごいお堅い仕事をしていたのですが、常にプレッシャーと戦っていました。2人共、どこかクスリをやることでバランスを保っている感じはあったんです」  最後に祐子さんは今の環境や旦那について語った。 「彼と別れてから割とすぐに旦那と出会って結婚したんですが、全くそういったことに無縁の人だし、仲のいい友人にもクスリをやってる子は1人もいない。親の顔や子どもの寝顔とか見ていると、本当にヤメれて良かったなと思います」  彼女をインタビューしていちばん感じたのは、思ったよりも薬物は身近な存在だということだ。祐子さんは「あれだけやっていたから、やりたい気持ちがゼロになったといったら嘘になるけど……今の幸せな家庭を壊したくないから、もう絶対にやるつもりはないです」と言い切った。<取材・文/清野じゅん>
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