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コンビニ店員たちが嘆くモンスター客、買ってもない商品を店員に配達させる老人も…

 老若男女・客層を問わず誰もが気軽に利用できるコンビニエンスストア。しかし、時にはとんでもない要求をする「モンスター客」が出現することも……。今回は、一般常識では考えられないような出来事に遭遇したというコンビニ店員たちを直撃し、詳しい経緯を聞いた。

店に行かずに「入れ忘れ」を装い配達させる客

コンビニ

※画像はイメージです。以下同

 ヘイン/해인@24wさん(@charismakids)は、自身が社員として勤務していたコンビニで遭遇したモンスター客について、「私の勤務していたお店では変わったお客様は多かったものの、ここまで酷いのは初めてでした」とTwitter上で嘆いた。 「商品入れ忘れのクレームかと思いきや、話の辻褄が合わず、要するに、どうやら買い忘れらしく、『行くのめんどくさいから早くビール持ってこい』と終始電話で怒鳴りつけられ、無理矢理配達させられた事がありました。怯えながら行くと、はいご苦労様。お釣りある?とのこと。本当にやばい人います」(ヘイン/해인@24wさん、以下同)  いったい、どういう状況だったのか? 混乱するばかり。詳しく話を聞いてみると……。 「18時30分頃の忙しい時間帯のシフトに入っていた時、私と新人外国人スタッフの二人体制だったのですが、電話が鳴ったので社員の私が取りました。恐らく60~70代ぐらいの女性だと思いますが、『ビールが入っていない』とおっしゃるので、『申し訳ございません、こちらの入れ忘れということですよね。恐れ入りますが確認のため、お時間帯とどちらのレジでのお会計か教えて頂けますか』とお聞きしたところ、『レジで“ハジかれた”んだよ』とおっしゃるのです」  “ハジかれた”という言葉だけでは意味が分からず、経緯をうかがっても「お前んとこが悪いだろ」の一点張りで怒鳴られてしまったという。そして、一方的に住所を告げられたのだとか。 「私が『えっと、こちらのミスではないということでしょうか? お会計はされていないということですか?』と聞いたら『うん、払ってないよ』と。払ってないということはレジを通してないのかな? と、怒鳴られすぎて頭の中の整理が付かず混乱していると、お客様は『もうそっち行くの面倒だから早く持ってこいって言ってんだよ! 早くしろ! 今すぐ持ってこいよ! あんた、住所もう一回確認しなくていいのかよ?』とまくしたて、電話を切られてしまいました」 コンビニ ただただ理不尽で一方的ないいがかりと無謀な要求にしか思えないが、ヘイン/해인@24wさんは同じ時刻にシフトに入っていたスタッフに、「ビールを買いに来て途中で会計をやめたお客様はいるか」と確認したが、そんな人はいなかったという。 「万が一のことも考え、仕方なく私の判断で配達しました。店に残していく新人の外国人スタッフには、何か困ったことがあったら電話して、と私の電話番号を握らせ、店を出ました。都営住宅の○号棟しか言われてなかったので少し迷いながらも到着して恐る恐る言われた部屋番号へ行くと、電話の女性ではなくご主人と思われる方が出てきました。  ご主人は『はいどうも~寒い中ご苦労様です。いくら?』と平然とおっしゃるので、『○○円です。あの……申し訳ないんですが、私が状況を把握出来ておりませんので、詳しいお話を……』と聞こうとしても遮られてしまい『おつりある? はい、わざわざ悪かったねー』と一方的に商品を受けとりドアを閉めようとするのです。すると突然、家の奥の方から姿は見えないのですが、電話をしてきたと思われる女性が『こっちも悪かったけど、あんたたちも悪いでしょ(笑)』と叫んでいる声が聞こえ、そのままドアは閉められました」  詳細を聞いても全く理解ができない状況だ。ヘイン/해인@24wさんは店に帰ってカメラを確認したが、そのような客が来店した形跡すらなかったという。つまり、電話で無茶な言いがかりをつけて本来のサービスにはない配達をさせたということだろうか。  その後は店の連絡ノートに今回の経緯と、その方の住所と名前を書き、今後一切対応しないようにしたという。
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店の前に自転車を停めていたら…
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