halaoki464さん（@halaoki4641）が出会ったのは、少し不思議なことを言う客だ。 「元コンビニ店員です。 客「自転車の鍵が壊れて帰れない」 私「スペアキーとか家とかに無いんですか？」 客「あんたの店の前に停めていたら壊れた。責任取れ」 私「じゃあ、警察呼びましょうか」 客「ちょっと、お母さんに電話してみる」 私「……」 これ本当にあった話です。 確実に成人男性でした」（halaoki464さん、以下同） 　こちらがTwitter上で公開された実際のやりとりだが、その客は何がしたかったのだろうか？ 「30代後半から40代くらいのお客様で、常連さんなどではなく、初めて来店された方でした。『少年ジャンプ』の立ち読みだけした後でレジに来て、オタクっぽく小声でボソボソと言われました。私が『警察呼びましょうか』って聞くと、ビビったらしく、そそくさと店の外に出て行きました。残念ながらお母さんの登場はありませんでした」 　しかし、当初の主張は「自転車の鍵が壊れて帰れない」だったはず。どうやって帰ったのだろうか？ 「どうやって帰ったかは不明です。自転車も気が付いたら無くなってました。鍵は後輪についていたので、後輪を持ち上げて帰ったんじゃないかと思ってます。後輪を持ち上げているのを警察に見られたら、結局は警察のお世話になるんじゃないかと。あとで思い出し笑いしてしまいました……」 　halaoki464さんは他にも、お店の駐車場に自分の車を停めていた際、それを見た60歳くらいの女性客から「あの車、あなたの？」と聞かれ「具合悪いから送ってくれない？」と言われたこともあるのだそう。 「なんで見ず知らずの方に……という感じですが、念のため『救急車呼びますか？』とお聞きしたところ、『怒られちゃうから救急車はダメなの』と言って去って行きました。たまに来るお客さんではありましたが、ボケてるようには見えなかったので多分、おうちの方に怒られるんではないかと思いました」 　halaoki464さんが優しそうに見えるのでワガママを言っているのか……いずれのエピソードも常識的に考えるとなかなか理解に苦しむ。

元コンビニ店員です。

客「自転車の鍵が壊れて帰れない」
私「スペアキーとか家とかに無いんですか？」
客「あんたの店の前に停めていたら壊れた。責任取れ」
私「じゃあ、警察呼びましょうか」
客「ちょっと、お母さんに電話してみる」
私「……」

これ本当にあった話です。
確実に成人男性でした。

— halaoki464 (@halaoki4641) November 27, 2019

　今回のエピソードでは、二人とも的確な対応をしているため、お店に大きな被害がなかったのが不幸中の幸いだ。コンビニ店員もラクじゃない……。＜取材・文／松本果歩＞インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X（旧Twitter）：@KA_HO_MA