新たな一歩を踏み出すニューシングル
――ちょうど新曲の話が出ましたが、『Call me babe』が12月18日(水)にリリースされるということで、今回の曲のアピールポイントを教えていただいてもいいですか。
MIYU:今回の曲は「好きな人のためならどこへでも飛んでいくよ」っていう、恋をしている女の子のワクワクした気持ちが描かれた曲になっていて、元気な明るい気持ちがMVのセットやメンバーみんなの明るい髪色、衣装にカラフルポップなイメージで表現されています。
――衣装もすごくかわいいですよね。黒を基調としたシックなデザインながらも、個々のパーソナルカラーが際立っていて。皆さんの髪色ともリンクしているんですね。
NENE:そうなんです! ここまでメンバーの個性が出た衣装は初めてだと思います。
――衣装以外にも、これまでの曲と違う部分はありますか?
NENE:今回は歌詞にリンクさせた振りが多いのが特徴かなと思います。これまでの曲の方がパフォーマンスとしては「踊ってる!」という感じはするんですけど、今回は逆に「歌詞とともに魅せるダンス」だと思うので、そこにも注目してもらいたいです。
――曲のテーマが恋する女の子の気持ちとのことですが、皆さんの恋愛観と照らし合わせた時に今回の曲はいかがでしたか?歌詞の中で共感する部分などはありましたか?
YUMA
AIRI:サビの歌詞で、“どこにいてもすぐ飛んでくよ”っていうフレーズがあるんですけど、多分私はその歌詞と全く同じですね(笑)。共感できるなって思います。友達に誘われた時とかもそうで。なんか多分私フッ軽(フットワークが軽い)なんですよね。「頼られて嬉しい」って思っちゃうタイプなので、すぐ飛んで行きます!
YUMA:私は真逆ですね……。飛んで行かないです(笑)。
一同:(笑)。
YUMA:気持ちが弱いとかじゃなくて……。何だろうな。呼ばれても飛んで行かないです。行かないし、どちらかというと来てほしいですかね。
AIRI:LENAさんはそうじゃない? 待つタイプじゃない?
LENA:うん。行かなくてもいい(笑)。
一同:(笑)。
――もはや「どっちでもいいです」くらいの気持ちなんでしょうか?
LENA
LENA:あ、でも恋愛だったら飛んで行きますよ! 興味が無い人だったら別にだけど(笑)。
――まあそれはそうですよね。きっとAIRIさんも興味のない人や友達じゃない人に呼ばれても飛んでは行かないでしょうし。
AIRI:そうですね(笑)。
――MIYUさんはその辺りはどうですか?
MIYU:待つタイプですかね。来てくれたらいいやん、って思っちゃいます(笑)。自分が飛んで行くことはあまりないので、この歌詞を読んで「かわいい女の子やな」って思いました。私にはない。
――なるほど。NENEさんはどうでしょう?
NENE:私はすごく共感しました。待ってらんないので(笑)。来てもらうっていう行為がダメなんですよ。「わざわざ時間作って来てもらってごめん!」みたいな。自分が相手のために動く方が心地いいというか、そっちの方が楽で。だからすごく共感します。あ、でも実は次のカップリング曲が一番共感できる曲なんです。
――『WISH YOU』という楽曲ですね。
NENE:はい! 私個人的にはCHERRSEEの全ての楽曲の中で一番好きっていうくらい、歌詞もメロディも本当に好きなんです。CHERRSEEあるあるなんですけど、カップリング曲がタイトル曲に負けないくらい良いっていうのは今回も本当に自信を持って言えます!
――特にどういうところを聴いてもらいたいですか?
NENE:CHERRSEEにとって初めての両想いの曲なんですよ。だからキュンキュン感とかキラキラ感とか、歌詞を見ていてもときめく感じがすごくあるんです。あとはAIRIが歌っている最後のブリッジの部分が本当に良くて……。周りの音が小さくなって、本当にAIRIの歌声しか聞こえないくらいになって、そこの歌詞の……。
AIRI:“重なり合う想い 描いていたよりも幸せが溢れて”
NENE:そうー、この歌詞がもうまさにで、想像していたよりもずっと素敵で……。多分ライブでそこの部分を聴いたら泣いちゃうと思います。
――歌っているご自身のAIRIさんはいかがですか?
AIRI:いや、本当にもうめちゃくちゃ良いところを歌わせていただいているなと思っていて……。レコーディングの時も一番感情を込めて歌った部分でもあるので、そこにも注目してもらえると嬉しいです。
NENE:(レコーディング時の)最後らへんのテイクで「あ、来た……!」ってみんなが思った瞬間があったよね。練習中の段階でもう涙が出そうなくらいAIRIの歌声が曲とすごく合っていたんですよ。だからもう「早くRECして欲しい」って思っていたんですけど、RECの中で「多分AIRIの中でも何か違うって思っている部分があるんだな」って感じていたんですけど。最後の最後に歌ったテイクが、みんな「あ、これだね」っていうテイクで終わったんです。それはすごい印象深いですね。
――カップリング曲のラストまで気持ちを込めたシングルになっているんですね。
NENE:そうですね。CHERRSEEとしての新たな一歩を踏み出すべくみんなで気持ちを込めて作ったので、ぜひ2曲とも聴いてもらいたいです!
取材・文/福田悠 撮影/後藤巧
●CHERRSEE(チェルシー)
女性5人組ダンスボーカルグループ。5,600名の中からオーディションで選ばれ、2016年デビュー。韓国で楽曲・ダンス・ミュージックビデオを制作することが特徴。年間約150本のライブやイベントに出演。メンバーMIYUが
写真集「Birth」(扶桑社)を発売するなど個人活動も行う。
フリーライターとして雑誌、Webメディアに寄稿。サッカー、フットサル、芸能を中心に執筆する傍ら、MC業もこなす。2020年からABEMA Fリーグ中継(フットサル)の実況も務め、毎シーズン50試合以上を担当。2022年からはJ3·SC相模原のスタジアムMCも務めている。自身もフットサルの現役競技者で、東京都フットサルリーグ1部DREAM futsal parkでゴレイロとしてプレー(
@yu_fukuda1129)