レギュラー出勤しているとなかなか休みをとれないキャバクラ嬢。年末年始に旅行をすることも多いというが、旅行で失敗してしまったという例も。六本木の高級ラウンジに勤めるアリナさん（仮名・23歳）もそのひとり。 「去年、お正月休みに友達とフィリピンのセブ島に行ったんですよ。4泊の旅行だったんですが、初めて行ったフィリピン料理にハマっちゃって。特にお気に入りだったのはシシグという料理で細かく刻んだ豚肉を香辛料やココナッツミルクなどで炒めたものなのですが、脂っこくってこれがよくビールに合う！　昼間はプールでビールを飲んでノンビリしてお腹が空いたら食べる……という過ごし方をしていたら、なんと旅行から帰ってきたら体重が3kgも増えていたんです！ 　さらに日焼け止めを塗ったのにもかかわらず肌は真っ黒。旅行後、店に出勤するとドレスがパツパツで背中のファスナーが閉まらない。すぐに店長に呼び出されて『体重戻してきて』と言われましたよ……。さらに店は日焼けも禁止だそうで。私は入店したばかりで知らなかったのですが、高級店だとキャストの見た目や体型には特に厳しいみたいですね……」 　高級キャバクラやクラブになると太りすぎたキャバ嬢がクビになる……ということも少なくはない。浮かれたくなる正月休みだが、調子に乗ると仕事にも響いてくる。気の緩む時期だからこそ、気をつけるべきだろう。＜取材・文／カワノアユミ＞東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』（イーストプレス）が発売中。X（旧Twitter）：＠ayumikawano