タイに移住した50歳女性が明かす、悠々自適な生活「人生を仕事だけに縛られたくない」家の広さは日本の倍に
憧れの「海外移住」。いつか日本のしがらみを逃れてのんびり暮らしたいと考える人も多いはずだが、現在の円安の影響下では、夢のまた夢。より一層“難しい”と感じてしまうはずだ。
そんな状況の中、この夏からタイのリゾート地・パタヤに移住した日本人女性がいる。彼女の名前は佐藤祥子さん(仮名)。50歳の誕生日を迎えた祥子さんは、日本で勤めていた保険会社を退職し、同じ年齢の内縁の夫とともにパタヤでの新生活をスタートさせた。
現在、パタヤで悠々自適な生活を楽しんでいるが、彼女には長年抱き続けた“揺るぎない目標”があったという。
「20代の頃から“50歳で引退して海外に住む”という夢があったんです。大学時代から海外旅行が好きで、特にタイのリゾート地のゆったりとした雰囲気に惹かれていました。卒業後は日本のアパレル会社に就職しましたが、日本の社会では、常に忙しなく動き回る必要があって。
そんな仕事中心の生活に疑問を感じていたこともあり、親の介護などに縛られる前に引退して、元気なうちに自由な生活を送りたいという思いを強く抱いていたんです」
祥子さんは、20代で結婚し、31歳で離婚して独り身となった。その後は転職し、日系ホテルでの勤務を経て、保険会社の立ち上げメンバーとしてがむしゃらに働く日々を送っていた。そんな彼女のパタヤ移住のひとつのきっかけとなったのが、同じ保険会社グループで働いていた男性との出会いだった。
「彼も私と同じように、『人生を仕事だけに縛られたくない』という考えでした。また、私たちは日本の税制度にも疑問を感じていました。税金が高すぎて、どんなに貯金しても将来に対する不安がぬぐえなかった。それで意気投合し、ともに50歳で引退し、比較的物価が安く、日本ほど税金がかからないタイのパタヤでいっしょに生活をしようという共通の目標を持ったんです」
パートナーの男性は一足先に仕事を辞め、昨年からタイで生活を始めていた。そして今年8月、祥子さんは誕生日を迎えるとともに13年間勤務した保険会社を退職し、晴れてパタヤでの新生活をスタートさせた。
若い頃から“50歳で引退して海外に住む”と決めていた
パートナーと意気投合“タイのパタヤでいっしょに生活をしよう”
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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