更新日:2023年05月07日 13:59
エンタメ

熟女キャバ嬢が“今年の漢字”を発表。豚、美、老、便…その心は?

―[キャバ嬢に訊け]―
 今年も、1年の世相を漢字一字で表現する「今年の漢字」が日本漢字能力検定協会より発表された。一般公募で第1位となった漢字は「令」だったが、夜の世界で生きるキャバクラ嬢にとってはまた違うはず。
大阪の熟女キャバ嬢

写真:大阪で働く熟女キャバ嬢

 そこで今回は熟女キャバクラ嬢に「あなたの今年の漢字」を聞いてみた。

元カレの過去にドン引き。あの豚野郎のせいで…

 まず話を聞いたのは東京郊外の小熟女キャバクラに勤務するエレナ(仮名・28歳)さん。 「今年を漢字一文字で表すなら……『豚』ですね。というのも、昨年付き合っていた男がクズ過ぎて(笑)。1か月以上連絡取れないなんてザラで、こっちが『もうイイやっ』て別れのLINEを送るとまた連絡が来るの繰り返し。理由を聞いても『本当の俺を知ったらお前は俺から離れていく』としか言わなくて。体型もどんどん太ってくるし、もしかしてうつ病とかで薬を飲んでいるのかな? など本気で心配していたんです」  それからしばらくして、再び彼と連絡がとれなくなったと語るエレナさん。しかしその後、彼の元上司という客と知り合い、とんでもない事実を聞くことになる……。 「その人も彼と連絡が取れなくて困っているようで、『もしかしたらアイツ、またやってんのかな……』と何か言いたさげ。『何のこと!?』としつこく聞いてみると、彼は以前大麻でパクられたことがあるそうなんです。最近太ったのも、もしかしたらそれが原因なんじゃないかと言われて、もうドン引きですよ……。っていうか『本当の俺を知ったらお前は俺から離れていく』って何カッコつけてんだよ(笑)。  その後、すぐに彼のLINEをブロックして連絡先も削除。で、私は別れられた解放感と彼へのムカつきで飲み歩くようになってまさかの体重8kg増! もう、これも全部あの豚男のせいですよ~!」

熟女キャバ嬢の1年は濃密である

 いきなりハードな話から始まった今年の漢字。このように熟女キャバ嬢にはなかなか濃い経験を持つ女性が多い。続いて濃い漢字を語ってくれたのは、大阪のラウンジに勤めるルイさん(仮名・31歳)。
美容整形

写真はイメージです(以下同じ)

「ずっとやりたかった整形を今年やっとできたので『美』ですね! 韓国に整形旅行して目頭切開や鼻尖縮小術、あと額に脂肪移植などをしてトータルで100万円くらいかかりました(笑)。整形後は落ち着くまでのダウンタイムがあるので、術後1か月の禁酒と禁煙は辛かったですね~……。でも、ちょっと鼻を尖らせすぎちゃったので、来年はアフターサービスの保証を使って韓国に再手術しに行こうと思っています(笑)」  美への執着は20代のキャバ嬢よりも高い熟女キャバ嬢。続いて今年の漢字を語ってくれたのは、大阪の熟女キャバクラに勤務するジュンコさん(仮名・40歳)。美熟女という言葉が似合うジュンコさんだが、最近ある変化が気になっているという。 「今年の漢字を表すなら『老』ですかね……。もう、40歳になってガクッときた感じ。この前、アフターで久しぶりにダーツバーに行ったら筋肉痛になったんです。それも3日後にですよ?  あと昼職の友達から忘年会に誘われることが多いのですが、夕方まで寝た後じゃないと深夜まで飲めなくなりましたね。みんな、朝から仕事して深夜まで飲んでいつ寝てるんですか? でも、1番ショックだったのが忘年会でコース料理が食べられなくなったこと。もう前菜の時点でお腹いっぱいになるので鍋までたどり着けない(笑)。シメのうどん? 何ですかそれ?(笑)」
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今年の漢字は『便』の理由
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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