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ドラクエウォーク、ファイアーエムブレム…2019年の話題作を振り返る

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

 2019年も残すところあとわずかになりました。というわけで今回は、2019年に発売されたゲームタイトルのなかから世界的ヒット作や話題作を厳選して振り返りたいと思います。「そういえば遊びたいと思っていたけど忘れていた」というタイトルがあったら、年末年始のお供にいかがでしょうか? ●バイオハザード RE:2 PS4、Xbox One、PC(Steam)/カプコン/1月25日発売  2019年の年明け最初の注目作は『バイオハザード RE:2』でした。『バイオ』シリーズの礎を築いたPS1『バイオ2』のフルリメイクで、世界出荷400万本を突破! 美麗なグラフィックで怖さも増していると評判でした。

『バイオハザード RE:2』の公式サイト

●キングダム ハーツIII PS4、Xbox One/スクウェア・エニックス/1月25日発売  こちらも同じく1月25日発売。ナンバリング新作としては約13年ぶりの新作で年明けの目玉でした。発売から2週間で全世界500万本のセールス。『トイ・ストーリー』『アナと雪の女王』『パイレーツ・オブ・カリビアン』など、ディズニー世界がテーマパークのように詰め込まれ、ディズニーファンにオススメです。 ●SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE PS4、Xbox One、Windows/フロムソフトウェア/3月22日発売 『DARK SOULS』『Bloodborne』のフロムソフトウェアによる高難度「死にゲー」の最新作。あまりの難しさからイージーモード論争が巻き起こるほど、上半期の話題作となりました。発売から約3ヵ月で400万本の売上。隻腕の忍びを主人公に、美しい和の世界観も海外勢の心をとらえました。

『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の公式サイト

●スーパーマリオメーカー2 Nintendo Switch/任天堂/6月28日発売  ゲーム実況でも人気だった『スーパーマリオメーカー』の続編も世界約400万本と大ヒット。コースを自分で作るのはもちろん、世界中から投稿されたコースを選び、最大4人で遊べます。 ●ファイアーエムブレム 風花雪月 Nintendo Switch/任天堂/7月26日  老舗シミュレーションRPG『ファイアーエムブレム』の据え置き機では12年ぶりとなる完全新作。前半は学園もの、後半は三つ巴の戦争という二部構成となっていて、3ルート+αに分かれる展開。重厚なファンタジードラマがブームだった海外でも受け入れられ、国内約48万本、全世界約230万本とグローバルコンテンツの仲間入りを果たしました。

『ファイアーエムブレム 風花雪月』の公式サイト

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スマホゲームで覇権を獲ったのは?
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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