更新日:2020年01月01日 17:10
エンタメ

阿佐ヶ谷姉妹は実の姉妹ではない…芸人デビューから人気を得るまで

お笑いのみならず、劇団員時代の下積みを活かした活動も

 「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で一気に知名度を上げ、ふたりは多くのバラエティ番組に出演していった。その一方で、2018年に姉・江里子がドラマ『科捜研の女』(テレビ朝日系)に出演し、シリアスな演技を見せるなど、劇団員時代の演技力を活かした活躍も大きな注目を集めた。
阿佐ヶ谷姉妹

2018年に著書『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』を刊行

 また、演技だけではなく『ゴッドタン』(テレビ東京系)の人気コーナー「私の落とし方発表会」では緻密に作り上げられたオリジナルの脚本を披露。著書『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』のなかでは、エッセイや小説の執筆に挑戦するなど、その多才ぶりを遺憾なく発揮した。  とはいえ、本業のお笑いでも躍進を続けており、2018年の『女芸人NO.1決定戦 THE W』では二代目女王に輝き、続く2019年では惜しくも初戦敗退という結果に終わったが、自分たちに票が入る度に深くお辞儀をし、初戦を通過したライバルに大きな拍手を送る姿に、SNSでは称賛の声が多く挙がった。

いつか阿佐ヶ谷に友達・家族を連れきて暮らすのが夢

 そんなふたりだが、6年間継続した共同生活を去年解消している。その理由はお互いの荷物が増えて生活スペースが少なくなってしまったから。だがタイミング良く妹・美穂の新居の隣が空いたそうで、せっかくだからと姉・江里子も入居。結局“くしゃみの音が聞こえてくる距離”に住むことになったそうだ。
 引越したふたりだが、それでもなお阿佐ヶ谷には留まっており、これまでに阿佐ヶ谷以外の街で新居を探そうと思ったことがないというほど愛が深い。また、近隣住民とは「あれ、今日妹さんは?」などとフランクに会話するそうで、まるで本当の姉妹のように受け入れられているようだ。  ――ふたりは「ひそかな夢は、今住んでいるアパートを姉妹で買い取って、母や独り者の友達とみんなで住むこと」と語っており、人気者になっても庶民派な人生観を持ち続けている。彼女らが愛される秘訣は、こうした自然体なキャラクターと、周囲の人への感謝を常に忘れない姿勢にもあるのかもしれない。<文/A4studio>
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