2019年の隠れた名作ゲーム6選。年末に遊ばなきゃソン!?
●AI: ソムニウム ファイル
PS4、Nintendo Switch、PC(Steam)/スパイク・チュンソフト/6800円(+税)/2019年9月18日発売
9月発売の『AI: ソムニウム ファイル』は、SFアドベンチャー『Ever17』でブレイクし、その後『極限脱出』シリーズが海外で高く評価された打越鋼太郎氏の最新作。
東京、11月のある雨の夜。廃墟と化したメリーゴーランドで女性の遺体が発見される。その顔には左目がなかった……。
主人公は左目が義眼の警察官・伊達鍵。義眼に搭載されたAIのサポートを受けて、重要参考人の夢に潜り、手がかりを探していきます。刑事ドラマ感覚で楽しめ、ラストは驚くような展開が待っています。
●Bloodstained: Ritual of the Night(ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト)
PS4、Nintendo Switch/Game Source Entertainment/PS4、Nintendo Switch/5480円(+税)/2019年10月24日発売
10月に完全日本語版が発売された『ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト』は、『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』など『ドラキュラ』シリーズを完成形に導いたクリエイター・五十嵐孝司氏が独立して手がけた横スクロール探索型アクションRPG。
「レトロアクションとして最高!」「錬成もハクスラもやり込みがい十分!」と口コミも上々。舞台は18世紀イギリス。錬金術師に体が結晶化してしまう秘術をかけられたヒロインのミリアムが、旧友のジーベルを倒すために地獄の城を探索します。
●十三機兵防衛圏
PS4/アトラス/8980円(+税)/2019年11月28日発売
『十三機兵防衛圏』は、『オーディンスフィア』『ドラゴンズクラウン』など、ファンタジー世界を舞台にした横スクロールアクションRPGで世界的に知られるヴァニラウェアが、新境地として開発したドラマチックアドベンチャー。1980年代の日本を主な舞台に、13人の少年少女たちが巨大ロボット「機兵」に乗り込み、人類の滅びに抗うべく戦います。
物語は13人のうち1人を選び、断片的なエピソードを体験するアドベンチャーパート、機兵を配置し機械仕掛けの巨大な敵「怪獣」と戦うタワーディフェンス的なシミュレーションパート、アンロックされた用語集を読み込み世界を考察するアーカイブパートの3パート構成。
時を超える少年少女の恋と青春に、昭和ノスタルジーが混ざり合い、ジュヴナイルSFや考察が好きな方にオススメです。ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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