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ふんどし一丁の男たちが夜通し暴れる。真冬の奇祭『蘇民祭』とは?

参加受付は祭り当日0時から

 始まりから終わりまでは約9時間。一晩中行われるので参加者たちも最後の争奪戦ではハイテンションだが、終わった後はさすがにお疲れモードなのかぐったりしている人も多かった。なかには「今日、これから仕事なんですよ」と休まず会社に直行するという人もいたが、それでも参加するほど地元の人にとっては大きな行事なのだろう。  ただし、参加者は地元の人に限定されていると思いきや、遠方からの参加もOK。しかも、祭り当日の31日0時から黒石寺の蘇民祭案内所で受付を行っている。  祭りの際に着用する下帯(ふんどし)と足袋を自分で用意しなければいけないが、現地で販売も行っている(※数に限りがある)。  なお、今年の蘇民祭開催日である1月31日深夜~2月1日早朝の天候は曇り。予想最低気温は氷点下を少し下回ることが予想されている。  もし現地に行く場合は、防寒対策は欠かせないが行くだけの価値は間違いなくある。インスタ映えしそうな画像・映像も期待できるだろうし、いっそ参加してみるのもいいかもしれない。きっとこの冬の忘れられない思い出になるはずだ。<TEXT/高島昌俊>
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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2020年 蘇民祭イベントスケジュール&アクセス
開催日時:1月31日22時~2月1日7時頃(蘇民袋争奪戦は、5時~6時半頃)
場所:黒石寺(岩手県奥州市水沢黒石町字山内17)
駐車場:あり(黒石寺前臨時駐車場が31日19時から利用可)
アクセス:東北自動車道・水沢ICから国道4号、奥州街道を経由して、国道343号を陸前高田方面へ進むと、道路沿い左側にある(右側が臨時駐車場)。バスは水沢江刺駅21時35分発、水沢駅22時発の黒石寺行き臨時バスあり(黒石寺発は0時45分発が水沢駅行き、6時45分発が水沢江刺駅経由水沢駅行き)
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