「英国王室離脱」騒動は日本の皇室制度にも通じる問題
エリザベス女王も頭を悩ます…
「王室の主要メンバーから退き、イギリスと北米の間でバランスを取りながら暮らしたい」
ヘンリー王子とメーガン妃の二人が1000万人を超えるフォロワーを抱える自身のインスタグラムで王室を離脱する意向を電撃発表してから2週間。国論を二分するほどの大論争に発展した若い二人の“ご乱心”は、エリザベス女王の裁可で一応の決着を見たようだ。
春以降、ヘンリー王子は英連邦青年大使などの地位を失うが、王位継承順位は6位のままで、サセックス公爵・公爵夫人という呼称も維持されるという。今後、公的資金は受け取らず、二人が住む「フログモア・コテージ」の改修に使われた税金240万ポンド(約3億4300万円)も返還する見通しだが、二人に向けた批判の声は収まりそうにない。在英ジャーナリストの小林恭子氏が話す。
「『史上もっとも甘やかされたダダっ子たち』と切り捨てるメディアもあるが、英国市民が怒っているのは、ヘンリー王子夫妻が王室を離れることを女王サイドに事前に通知していなかったうえ、『王室の中心メンバーから退きたい』と説明していたにもかかわらず、その地位を放棄するわけではないからです。
しかも、彼らは改修費用を返還すると言っているフログモア・コテージを英国の自宅として今後も使い続けるつもりでいる。王室活動費は受け取らず『財政的に独立できるよう働いていきたい』と宣言したのに、これまで税金で賄われてきた警備費は継続して出してもらう考えですし、父・チャールズ皇太子の資金もアテにしている……。
つまり、義務である公務を放棄する一方で、地位や特権は手放さないと言っているに等しく、『勝手すぎる』『どっちに転んでも金持ちのままではないか』と怒りの声が上がるのも無理からぬ話なのです」
今後得られなくなる10万ポンドは公費のわずか5%
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