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グラドル引退、その前にひと言「枕を断っても仕事は干されない」

セクハラやパワハラの被害に遭うことも…

石川蓮美 24歳の時に再び転機が訪れる。アルバイトしていた小料理屋で知り合った人からレースクイーンとしてスカウトされたという。 「ちょうど某チームのレースクイーンが1人足りなかったらしくて。もうすんなり決まって。モデル事務所ではまったく仕事がなかったのは何だったんだろうって」  レースクイーンを経験したことで“人に見られる快感”を覚えた蓮美さんは、並行して撮影会モデルも始めた。 「仕事は月3回の撮影会で、1回のギャラは8000円。1年ぐらい経って25歳になった頃、『もっと見られたい』と思って。グラビアアイドルに転向したいという気持ちが湧いてきたんです。  ただ正直、私は事務所にプッシュされていなかったので……。撮影会以外に仕事はなく、“飼い殺し”みたいになってしまって。なんとか週刊誌のグラビアオーディションを受けて合格したこともありますが、なぜか事務所イチオチの子が出ることになって。理不尽を通り越して、めっちゃ悔しかったです」  彼女が所属していた事務所は、他の事務所との掛け持ちもアリだった。そこで、彼女は他の事務所でも動き始めた。そんなある日、DVD出演のオファーがくる。しかし、それは目指していたものとは異なった。 「着エロを通り越して、ほぼAVでした。でもスタッフさんは『これが普通だよ』って言うんです。私もグラビアの世界がわかっていなかったから、そういうもんなのかなって。それで『テスト撮影があるから』ってスタジオに行ったら、大人のオモチャが用意されていて。断らなきゃって思ったけど、とてもそんな雰囲気じゃなくて。『撮影しないから安心して』って極小ビキニを着させられて、戸惑いながら言いなりになっていたら、その様子を撮影されてました」  身の危険を感じた蓮美さんは「無理です!」と叫び、帰ろうとした。そのときに言い放たれた言葉は……。 「お前のことは絶対に業界で干すからな!」  現役グラドルでもある筆者の経験から言わせてもらえば、これはありえない話だ。面接でビキニを着て自己紹介程度の動画を撮ることはある。しかし、テスト撮影でAVまがいのことをするなんて聞いたことがない。きっと騙されていたのだろう。  彼女はその後もろくなことがなかった。実際に“枕営業”を強要されて断ったこともあった。1年ぐらいテレビ番組に出ていたこともあるが、散々な目に遭い続け、徐々に芸能に対する気持ちが薄れていったのだ。
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