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映画「007」シリーズ、今さら聞けない基本をおさらい

 今年の4月10日に、シリーズ25作目となる最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が公開される“007シリーズ”。この最新作では、現・ボンドのダニエル・クレイグが引退するともささやかれており、話題を呼んでいるところだ。  また、その主題歌を、今年の1月27日に発表された第62回グラミー賞で主要5部門を受賞した驚異の18歳シンガー、ビリー・アイリッシュが歌うことや、2018年のメガヒット作『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディを演じたラミ・マレックが悪役を担当することなどでも、注目を浴びている。  しかし25作もあると、どの作品から観たらいいのか、そもそも007がなんなのか、ボンドって何者なのか、劇中の“お約束”ってなんなのか、というかどの作品から観たらいいのか……と、今さら聞けない疑問を抱えている人も多いだろう。そこで今回は、そうしたクエスチョンを解決するべく、007シリーズをまるっとおさらいしてみたい。

007シリーズの概要と、世紀のスパイ“ジェームズ・ボンド”について

 まず“007シリーズ”とは、イギリスの作家イアン・フレミングによるスパイ小説シリーズであり、また、これらを原作・原案とする小説・映画シリーズのこと。シリーズを通し、イギリス秘密諜報機関、通称“MI6”に所属する工作員ジェームズ・ボンドを主人公としている。  映画は現在までに24作品が公開されており、どの作品でも、世間を揺るがす凶悪な悪人たちの計画を阻止するために、世界各地を股にかけたアクションを披露してくれている。連作を手がけた人も一部いるが、基本的には毎回異なる監督が就任しており、その演出の違いも魅力のひとつ。  そんな007シリーズで主人公を務めるボンドは、頭脳明晰、類まれな身体能力と戦闘技術、人を煙に巻く話術と卓越したファッションセンス、さらには百戦錬磨のナンパテクニックを有した、無敵のスパイである。彼の優雅な所作やキザっぷりを、全身に浴びるのが007シリーズの楽しみ方だ。

ファッション、セリフ、ガジェット、オープニング…押さえておきたい“お約束”

 知っておくと作品をより楽しめる007シリーズの特色として、さまざまな“お約束”がある。  まずは、登場人物たちのファッション。ボンドは毎回、ブリオーニやトムフォードといった高級ブランドのスーツに身を包んでおり、彼のみならず作品全体が、その時代の高級ファッションの流行を反映しているのだ。  さらにボンドは「ボンド、ジェームズ・ボンド」と必ず二回名乗ったり、「ウォッカ・マティーニ、ステアではなくシェイクで」とカクテルへのこだわりを見せたりと、定番セリフがあるのも特徴。また、持ち運びやすい拳銃ワルサーPPKを愛銃にしていたり、アストンマーチンDB5といった車に乗ることが多かったりと、映画を彩るガジェット面でも、お約束が散りばめられている。  そして特筆したいのは、そのオープニング。モンティ・ノーマンが作曲したテーマソングは、誰もが一度は耳にしたことがあるはずだ。また、各作品のテーマ曲にはアデルやサム・スミスといった、その年の旬なアーティストが抜擢されているほか、銃と女性のシルエットが艶めかしく踊るオシャレな映像も、シリーズの醍醐味として知られている。
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物語を彩る美女“ボンドガール”
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