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映画「007」シリーズ、今さら聞けない基本をおさらい

物語を彩る美女“ボンドガール”と、強烈な悪役たち

 007シリーズでは、ボンドが作品ごとに異なる絶世の美女たちと一夜を共にするのもお決まり。彼女たちは通称“ボンドガール”と呼ばれ、作品に華を添えてくれている。また、彼女たちはボンドに守られるだけの存在から、逆にボンドをもてあそんだり、ボンドと一緒に戦ったりと、時代を経るに連れ、その“あり方”が変わっていくのもポイントだ。
 さらに、ボンドが任務として世界各地を舞台に飛び回るため、映画には風光明媚な名所が数多く出てくるのも見逃せない。いわば、旅行映画的な側面もあるのだ。  加えて007シリーズには、強烈な個性を放つ悪役も数多く登場する。複数のシリーズを通してボンドの行く手をはばむのは、悪の組織スペクターと、その首領ブロフェルド。他には黄金銃を使う殺し屋スカラマンガに、巨躯を武器に立ちはだかるジョーズなど、毎回どんな悪役が出てくるのかも見どころなのだ。

最新作を観る前には、直近の4作だけチェックしておけばOK!?

 さて、では肝心の「最新作に備えて何作観ておけばいいのか」問題だが、実は『007 カジノ・ロワイヤル』『007 慰めの報酬』『007 スカイフォール』『007 スペクター』という、直近の4作のみでOKなのだ。
「え、なぜ全24作もあるのに4作だけ?」とお思いだろうが、007シリーズは数作ごとに主演俳優が変わっている。これらの4作、そして最新作では、無骨なセクシーさと硬派なアクションがウリで、6代目ボンドにあたるダニエル・クレイグがボンド役を演じており、ここで007シリーズは一度リブートされているのだ。  とはいえ、色気たっぷりでボンドイメージの基礎を作った初代ショーン・コネリー。一作だけだがアクション際立つ2代目ジョージ・レーゼンビー。ユーモア路線を開拓した3代目ロジャー・ムーア。原作ボンドに一番近いといわれる4代目ティモシー・ダルトン。甘いマスクとスマートさが魅力の5代目ピアース・ブロスナン……と、各ボンドが代え難い個性を持っているので、興味を持ったら、ぜひさかのぼってチェックしてみてほしい。  ――世界一有名なスパイ“ジェームズ・ボンド”。時代と共に変化してきたこのキャラクターと物語を知るのは、今からでも全然遅くないはずだ。<文/TND幽介(A4studio)>
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