なお、せっかく福井に訪れたらぜひ立ち寄ってほしいのが勝山市にある福井県立恐竜博物館。恐竜の博物館としては国内最大級で、世界でも有数の規模を誇る。福井駅からえちぜん鉄道とバスを乗り継ぎ75分（※あくまで目安。列車によって前後する場合あり）と時間は多少かかるが、博物館最寄りの勝山駅に向かうえちぜん鉄道も趣のあるローカル線なので鉄道ファンにはこちたもオススメだ。 　博物館の展示スペースの広さは4500平方メートル。骨格や化石、標本、ジオラマ、復元模型などが数多くあり、恐竜についてわかりやすく説明されている。また、春～秋（※2020年は4月23日～11月3日）には、本物の発掘現場を見学できたり、発掘体験などができる併設施設の「野外恐竜博物館」も営業している。 　ちなみに東京から鉄道で福井に向かう場合、東海道新幹線で名古屋か米原まで行って在来線の特急に乗り換える、北陸新幹線で金沢まで行って在来線特急に乗り換える、の大きく2つがある。どちらも所要時間は3時間半程度だが、料金は東海道新幹線のほうが安い。 　一方、鉄道以外では羽田から石川県の小松空港に飛び、そこから列車かバスで福井に行く方法もある。 　恐竜好きの方はもちろん、そうでなくても男子なら駅前の光景を見ただけできっとワクワクするはず。思わず写真を撮りたくなること間違いなしだ。＜TEXT／高島昌俊＞フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。