お金

郵便局のキャッシュレス決済、切手転売の問題も…

ショッピング枠を現金化

現金 だが、手持ちのクレカのショッピング枠を現金化したいという人にとってはどうだろうか。或いは、筆者と同じauユーザーがすぐにでも万単位の現金を手にしたいと考えた場合、「切手金融」という手段がどうしても思い浮かんでしまうはずだ。  数年前、メルカリで問題になったのは「現金の出品」である。1万円を1万2000円で売る、というようにクレカのショッピング枠を現金にする狙いでそのような取引が行われていたのだ。このような取引を利用する人は、当然ながら「訳アリ」の人でもある。  郵便局のキャッシュレス決済対応により、今後そのような民間金融が横行する可能性も確かにある。

切手以外にも……

 もっとも、ショッピング枠やキャッシュレス決済残高の現金化に利用されるのは切手だけではない。つまりは「金券」である。商品券、ビール券、AppleやGoogleの発行するギフトカード等、これらは金券ショップで換金できる。繰り返すが、これらを転売する理由は利益を得るためではなく、それを何が何でも現金化したいからだ。なぜそう考えるのか……という部分については敢えて触れないことにする。  キャッシュレス決済は、我々に様々な場面での利便性を与えてくれるが、最先端テクノロジーが人々の心の闇を映し出してしまうということも、また事実なのだ。<文/澤田真一>
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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