仕事

若手テレビマンたちの嘆き…激務薄給、勤務シフトは「9時~33時」

テレビで働いているけど、“テレビ局の人”ではないと痛感

悩み 関西の有名大学を卒業し、制作会社に入社した鈴木剛さん(24歳・仮名)。テレビ局の正社員との間に、大きな壁を感じているという。 「テレビ局の正社員との飲み会で、僕が政治部志望だと話したら『鈴木さんには悪いけど、政治部や社会部といった花形部署にはテレビ局の社員が行くべき。制作会社の人にはあまり行って欲しくない』と言われました」  テレビ局の正社員が「制作会社の人間には政治部に行って欲しくない」と言ったことの背景には、「3年ルール」の存在があるためだ。  制作会社の人たちは、正社員であっても、「テレビ制作会社から“派遣”された社員」という扱いになるので、平成27年労働者派遣法改正法が適用される。この法には「同じ部署には3年まで」という決まりがあるのだ。  そのため、制作会社の人間が政治部で担当できないポストがあるのだとか。政治部では、同じ記者が“番記者”として、ずっと同じ政治家を追い続け、顔を覚えてもらい、徐々に関係を深めていくと、他の記者が知らないオイシイ情報「独自ネタ」をもらえるようになる。  つまり、3年で異動してしまう制作会社の人間では独自ネタがとりにくいのだ。一方、テレビ局の正社員には「3年ルール」の縛りがない。この上、テレビ局側の社員が“伝統的に”担当するポストもあり、制作会社の人間が希望しても、なることが難しい担当もある。 「僕はみんなが憧れるテレビ局で働いているけど、『“テレビ局の人”じゃないんだ』と思ってしまいます。同じ年数働いても、収入も違えば、扱われ方も違う。目が覚めます」
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報道に忖度も…?
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