更新日:2023年05月24日 14:26
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キャバクラ利用でコロナに感染…男性たちからは「自粛する」の声

行きつけのスナック嬢から仰天LINEが届く…

 また、大阪のインターネット関連会社で代表を勤めるKさん(41歳)は、行きつけのスナックで働く女性からある報告を受けたという。 「キャバクラで感染者が出たというニュースを聞いて大分なら行ってないので大丈夫……と思っていたのですが、ついさっき、よく行くスナックの嬢から『府内で感染者が出た店が、うちの店の近所なんだけど……』というLINEが来て愕然としましたよ。しかも先月頭に飲みに行ったばかりなのに。  もし先月末とかに行ってたとしたら、自分も感染していた可能性があるかもってことじゃないですか。僕自体、キャバクラにはあまり行かないのですが、スナックやラウンジは付き合いでしょっちゅう行くんです。でもさすがに最近は、家族持ちの取引先の人達が行かなくなったので、機会も大分減ってきていますが」  しかし、会社の社長であり「社員の管理」もしなくてはならない彼は最近、あることに頭を悩ませているそうだ。 「うちの会社ではリモートワークを導入してなるべく出社しないように対策を取っているのですが、従業員からある話を聞いて。それは在宅勤務になったのをいいことに20代の社員が、クラブに出かけているそうなんです。クラブなんてモロに密室だし、混んでいるときはキャバクラよりも濃厚接触が避けられないじゃないですか。いくらなんでも危機感が足りなすぎるのでは? と思いましたね。 新型コロナ 政府が『若者が感染拡大の元』みたいな注意喚起をして炎上していましたが、実際にそういう若者がいるというのも事実だと思います。プライベートのことをアレコレ言うとパワハラやセクハラだとすぐに言われてしまいそうですが、中国が厳しい規制を行っているのにもかかわらず日本は緩すぎると思います。今の状態が続いたら、社員たちにも人が集まる場所への外出禁止を検討するかもしれません」  コンサートやテーマパークがいくら中止や延期の策をとっても、キャバクラ、クラブ、パチンコ屋など人が密集する場所は他にもたくさんある。すべての店を休業するのが難しい中、感染拡大を防ぐ手立てはあるのか。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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