更新日:2023年05月24日 14:26
ライフ

キャバクラ利用でコロナに感染…男性たちからは「自粛する」の声

―[キャバ嬢に訊け]―
 大分県の「ラウンジサザンクロス大分」に勤める30代女性が新型コロナウイルスに感染したことで、キャバクラ界に激震が走った
新型コロナ

写真はイメージです(以下同じ)

 しかもそれだけでなく、3月4日にコロナへの感染が確認された山口県の40代男性会社員が出張中、同店を利用していたことも判明。おまけに男性の妻子までもが感染してしまったそうだ。

会社で『キャバクラ禁止令』は出せない…

 付き合いや出張でキャバクラを利用することもあるビジネスマン達は、今回の報道で何を思うのだろうか? 以前は接待や付き合いで月に2、3回はキャバクラに通っていたという都内の貿易会社代表のNさん(52歳)に話を聞いてみた。 「会社側で接待会議や飲み会などの自粛要請をすることはできても、プライベートのことは個人の判断に任せているので、今回の報道を受けて盲点だったな……と感じました。さすがに、会社で『キャバクラ禁止令』を出すわけにはいきませんからね。  私も2月上旬まで普通に飲みに行っていたのですが、付き合いがあるので家族も容認していました。でも、ここ最近の感染拡大を受けて経営者が万が一感染したら世間体的にも面倒なことになるのでね。しかも現在、母が高齢で介護が必要なので定期的に実家に帰っているんです。やはり、高齢者に感染してしまったら……と考えると不安にもなりますよね。 新型コロナ それに学校が一斉休校になったので、高校生の息子も家にいるんです。大学受験は終わったのでひとまず安心なのですが、それでも嫁はピリピリとしています。それに、来週から上海駐在から帰国した社員が2週間の自宅待機を終えて出社するのですが、それに対しても嫁は過敏になっています。  個人的には何でもかんでも自粛するのも経済的にどうなのかな、とは思うんですけれどね。よく行っていたキャバクラ店の子からは毎日のように営業LINEが来ていて可哀想だなと思う気持ちはあるんですが、3月いっぱいは控えるつもりです」  飲み会や会議を自粛させることはできても、キャバクラや風俗店については社員の判断とモラルに任せるしかない、とNさんは語った。
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行きつけのスナック嬢から仰天LINEが届く…
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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