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野宿の祭典「ノジュリンピック」、本家に先駆けて本格始動!?

ネットアンケートで2つの公式エンブレム決定

ばらばら型

「ばらばら型(好きなように寝ましょう紋)」(かとうさん提供)

ドーナツ型

「ドーナツ型(とろけるように眠りたい紋)」(かとうさん提供)

 かとうさんらがデザインした公式エンブレムもお披露目された。ノジュリンピックの公式Twitterで3案から人気投票を行ったところ、意見が割れる結果になった。寝袋に包まる人たちが自由かつダイナミックに寝ることをイメージした「ばらばら型(好きなように寝ましょう紋)」が、僅差で最多得票を獲得した。実行委員長の判断により、丸い輪っかになって寝ることをイメージした「ドーナツ型(とろけるように眠りたい紋)」と共に公式エンブレムに採用された。2つのエンブレムには、「ノジュリンピック後も参加者たちが、自由に寝られ、つながり続ける関係になってほしい」という願いが込められている。
生なる寝袋リレー

神奈川県内を中心に開催中の「生なる寝袋リレー」(かとうさん提供)

ノート

ノジュリンピックの詳細を書き込んだノート(かとうさん提供)

 ここまで来るまでには、難航を極めた。大会本番での実施種目や公式カクテルは実行委の中で意見がまとまらず、準備が急がれる状況は変わりない。それでも、かとうさんは「(ノジュリンピックは)やる、やると言っていて、全然準備が間に合わず心配していた。口からでまかせで始まったことがようやく形になってきた」と手応えを口にする。言い出しっぺとしてのプレッシャーから解放され、ほっと一息つきたいところだが「ノジュリンピックはまだ始まったばかりです」と次を見据える。視線の先には、リレー候補地探しが待っている。<取材・文・撮影/カイロ連>
新聞記者兼ライター。スター・ウォーズのキャラクターと、冬の必需品「ホッカイロ」をこよなく愛すことから命名。「今」話題になっていることを自分なりに深掘りします。裁判、LGBTや在日コリアンといったマイノリティ、貧困問題などに関心あります。Twitter:@hokkairo_ren
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