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野宿の祭典「ノジュリンピック」、本家に先駆けて本格始動!?

 東京オリンピックまで4か月余に迫る中、感染拡大する新型コロナウイルスの影響で通常開催に暗雲が立ちこめている。一方、ミニコミ誌「野宿野郎」編集長・かとうちあきさん(39)考案の祭典「ノジュリンピック」が、本格始動した。12日には神奈川県横浜市内で「生なる寝袋リレー」が、ひっそりとスタート。今後全国各地で野宿を重ね、祭典の機運を盛り上げていく。公式エンブレムも完成し、謎に包まれていたノジュリンピックの全貌が徐々に明らかになってきた。

「野宿」を「NOJUKU」と世界公用語化を目指す祭典

かとうちあき

ノジュリンピック実行委員長のかとうちあきさん

 野宿の祭典「ノジュリンピック」は、かとうさんが長年温めていた企画だ。競わず、誰も主導権を握らず、参加者同士で交流を楽しめることをモットーに、「野宿」を「NOJUKU」と世界公用語化することを目指している。筆者は1月にノジュリンピックの構想があるとの話をつかみ、壮大なプロジェクトの概要をどこよりも先駆けて報じた。  読者から「特に何も決まってないことが分かった」「本当に開催されるの?」など辛らつな意見が届き、今回はそういった声を黙らせようと取材に臨んだ。

寝袋=聖火!? バトンのように受け継ぐ「生なる寝袋リレー」

寝袋式

ノジュリンピックの始動を告げる「寝袋式」

 12日午後8時36分、横浜市内の海の見える公園で記念すべき瞬間が訪れた。ノジュリンピックの始動を告げる「寝袋式」が始まった。本家の東京オリンピックで言い表すと、ギリシャでの採火式に当たる重要なイベントだ。かとうさんが乾杯の音頭を取り、集まった実行委員ら5人と感慨に浸った。本家同様に新型コロナウイルスの感染対策を重点課題とし、この日も除菌など衛生面を徹底する厳戒態勢が敷かれた。無事に迎えられたことをみんな喜びつつ、今後に向け期待する声が相次いだ。
かとうちあき

無事に寝袋式を終え、ほっと一安心するかとうさん

 ノジュリンピック実行委員長のかとうさんは「ノジュリンピックのおかげでオリンピックに詳しくなっちゃて(笑)新型コロナウイルスの影響で東京オリンピック自体が本当にできるのかどうか不透明な中で、先駆けてノジュリンピックの本格始動を迎えられたことはとても嬉しいです」と目を細める。  式典後には「生なる寝袋リレー」で使われる寝袋もお披露目された。寝泊まりする人がバトンのように寝袋を受け継ぎ、ノジュリンピックに懸ける思いを共有する企画だ。一部の実行委の懸念を考慮し、各地を巡る寝袋は洗って使われることが推奨されている。かとうさんは「寝袋リレーで使う寝袋は今後、デコレーションして機運を盛り上げる工夫をしていきたい」と意気込んだ。
寝袋リレーのロゴ(かとうさん提供)

寝袋リレーのロゴ(かとうさん提供)

寝袋

「生なる寝袋リレー」に使われる寝袋(左)と初日利用した参加者

野宿の魅力伝える「ノジュスペクタクル」放送開始

 他にも野宿の魅力を伝える「ノジュスペクタクル」もツイキャス(Twit Casting)で放送が開始された。「野宿」を「NOJUKU」という世界公用語にするというかとうさんの思い描く夢が、だんだんと現実味を帯びてきた。 Twitter 12日の寝袋式後にも関西方面にいる実行委員と電話連絡し、リレー参加への協力を呼び掛けた。他の実行委からも「関西へ遠征に行く手はずを整えなくては」「他県のリレー開催地を早急に決めなくては」など前向きな意見が出てくる。一方、リレーの必須アイテム「寝袋」を郵送する場合の費用面で気がかりな点も挙がった。本家の東京オリンピックのように十分な予算が確保できないため、輸送コストがかさみ大会運営に大きく支障が出ることへの懸念だ。お金をかけず、エコでみんなで楽しめるフェスのようなイベント作りへ模索が続く。
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ネットアンケートで2つの公式エンブレム決定
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