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カラフェとデキャンタの違いは? ワインをおいしくする器の秘密

ワイン以外でもデキャンタを使う理由

 ウィスキーやブランデーをデキャンタに入れることもあります。海外の映画やドラマでは、お金持ちが自分の家でガラスの容器に入ったブランデーもしくは蒸留酒をロックグラスに注いで飲んでいるシーンをよく見かけます。透明な酒瓶でラベルがなく、銘柄は何だろうと思ったことはないでしょうか。これがデキャンタです。

ウイスキー用のデキャンタも販売されています

 蒸留酒をデキャンタージュするのは、カッコいい以外のメリットはあまりありません。あえて言うなら、元のお酒の銘柄がわからなくなる、ガラスの蓋を外すだけなので片手で注いで飲めるというのがメリットでしょうか。筆者のように樽にウイスキーを入れて熟成させている場合、いい感じの段階で引き上げるという時にも利用できます。とは言え、長期保存にも向かないので、やはり見た目がよいのが特徴と言えるでしょう。  でも、カッコいいのは正義です。普段家で飲む手頃なウイスキーも、デキャンタに入れると一気に高級感が出てきます。ワインとは異なり、ウイスキーは年代物ではない、手頃なウイスキーを入れるのがよいのかもしれません。

ワインを美味しく飲むなら手頃なデキャンタを持っておくことをオススメします

 自宅にも、使いやすいデザインのデキャンタを1本置いておくと、パーティーの時や閉じたワインを飲むときに活躍します。空でもインテリアになりますし、蒸留酒を入れて最高のお酒ライフを満喫するもよしです。価格は数千円のものからあり、上はキリがありません。まずは、手頃な価格で気に入ったデザインのものを買うとよいでしょう。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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