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生産量1位はイタリア、消費量はアメリカが1位のお酒は?

 今回は、ワインについてのお話です。ワインは世界中で作られ、世界中で愛飲されていますが、生産国によって新世界(ニューワールド)と旧世界(オールドワールド)に分類されています。  旧世界とは、ワイン醸造の歴史が古い国を指します。フランスやイタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、オーストリア、ハンガリー、ドイツ、トルコ、ジョージア、アルメニアなどです。新世界とは、大航海時代以降にヨーロッパからワインが広まった国を指します。  新世界で有名なのはなんと言ってもアメリカ。続いて、ニュージーランド、オーストラリア、チリ、南アフリカなどがあります。もちろん、日本も新世界です。

大航海時代以前にワインを作っていた国を旧世界、その後広まった国を新世界と呼んでいます

 ものすごく大雑把に言うと、新世界のワインは低価格で果実味が豊かな傾向にあります。とはいえ、旧世界のワインを超える新世界の作り手もたくさんいますし、ワインの特徴も様々です。新世界であるだけでランクが下、ということはありません。

ワインといえばフランスではない!?

 では、ワイン生産量のトップはどこだと思いますか? 2018年のトップはイタリアで54.8億リットルものワインが作られました。2位はフランスで49.1億リットル、3位はスペインで44.4億リットルです。世界中で作られたワインの生産量は292億リットルなので、上位3国で51%も占めているのです。

イタリアは、ワインの生産量で1位、ぶどうの生産量で2位、ワインの消費量で3位、1人当たりの消費量で3位、輸出量で2位でした

 4位以降はアメリカ、アルゼンチン、チリ、オーストラリア、ドイツ、南アフリカとワインの有名産地が続きます。そして、10位は中国となっています。日本は近年右肩上がりで増えているのですが、それでもまだ26位です。  ちなみに、ぶどうの生産量では中国がぶっちぎりの1位で、2位以降はイタリア、アメリカ、スペイン、フランスとなります。中国が多いのは食用の割合が高いためです。

日本は輸入金額で世界第6位、輸入量で世界第10位

 ワイン消費量のランキングは生産量には比例していません。ダントツトップなのはアメリカです。世界中の消費量246億リットルのうち、33億リットルを飲んでいます。2位がフランス、3位がイタリア、4位がドイツ、5位が中国です。日本はなんと17位。なかなかのワイン好きです。スペインは生産量は3位ですが、消費量は7位になっています。  人口で総消費量を割った、1人当たりの消費量ランキングのトップはポルトガルでなんと62.1リットル。ワインボトル83本分で、4~5日に1本は飲んでいる計算です。まったく飲まない人もいるなかでの平均の本数なので、すごい量です。  次いでフランスが50.2リットル、イタリアが43.6リットルと続きます。日本は3.2リットルです。ちなみに、合計消費量トップのアメリカでも、1人当たりは12.4リットルほどです。

日本人は平均で3週間に1本のワインを飲んでいます

 ワインの輸出量トップはスペインで23億リットルで、イタリア、フランスと続きます。しかし、ワインの輸出額ではフランスがトップで、イタリア、スペインと続きます。このことから、スペインワインがリーズナブルであることがわかります。  ワインの輸入量トップはドイツで15.5億リットル。次いで、イギリス、アメリカ、フランスと続き、日本は10位。輸入金額ではアメリカがトップでイギリス、ドイツ、中国と続き、日本は6位です。日本は比較的、価格帯の高いワインを輸入していることがわかります。

日本は圧倒的に輸入量が多く、金額では世界第6位となっています

 いかがでしょうか。ワインと言えばフランス!と思い込んでいる人も多いのですが、ワイン関連ランキングのトップは別の国のことが多くなっています。ワイン好きの友だちと飲むときに、今回のネタを肴に楽しんでください。いつもは旧世界ワインだけの人も、では次はカリフォルニアワインで、と普段とは違ったオーダーで新しい世界に出会えるかもしれません。お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「Wi杯」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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