更新日:2020年09月08日 16:48
恋愛・結婚

話題の「コロナ離婚」。夫婦の危機をどう乗り越える?

誰もが「支え合える存在」になれる

 昨年、私は『ホメラニアン』というラジオをやっていました。これはリスナーさんから届いたお便りを全肯定しながら読むという趣旨の番組です。リスナーさんの頑張ったことも、頑張れなかったことも、1日の終わりの時間に読んで褒めるんですね。するといつの間にかリスナーさん同士で褒め合うようになりました。みんなお互いに支援者になり合っていたのです。私もです。  その手応えは凄かったです。さまざまな性格、年齢、職業の方が同じラインに立って支援者であり続けることができるのだと。ですので、ここに書いてあることは身を持って「効果がある」と私も言えるわけです。  そして、修復が難しい、そもそも復縁する気がないときは「離婚」という選択肢ももちろんあります。この本のテーマがリカバリー力なので修復方法を綴っていますが、離婚したほうがいいというケースももちろんあります。そんなときは、結婚を続けるべきか、離婚をすべきか「どちらが自分にとって幸せな人生なのか」を一番に考えるべきです。離婚をしたからといって「悪」では絶対ありません。自分の人生を大切に考えたうえでの決断というのはポジティブなものです。  離れたほうがいいかどうかの見極めについて、ゴールストン氏によると ■その人を頼ったときに心の支えや精神的サポートを得られるか? それとも、その人は冷淡で暴力的か? ■その人から実用的な支援が得られるか? それとも支えを求めたら拒まれるか? ■その人は自分の言動に対して責任を取るか? それとも人のせいにするか? ■その人は信頼できる人か? それとも信頼性に欠ける人か? ■その人は自立しているか? それとも依存的な人か?  だそうです。まずはこれらの問いを自分に投げかけてみること。そして、その相手があなたから得られるものは何か、実際に何を得ているのかも考えてみましょう。あなたはできること以上のことを相手にしていないだろうか? 精神的に疲弊していないだろうか? 離れたら自分が悪い人間であるように感じて自己嫌悪に陥るから離れられないのではないだろうか? 「どっか行ってくれないかな」「死んでくれないかな」と思ってしまうのは悪い人間だからでなく、人間らしい感情で、そう感じていたら離れるべきだと。  また、相手から離れるときは ■反応しない ■相手の言うことに返答しない ■関係を復活させない  を徹底することだそうです。罪悪感が働いても、「自分の問題を他人になすりつける相手」と居続けることからは逃げたほうがいいに決まっています。どうせこういう相手は新たな餌食をすぐに探し始めますし。  また、DVやストーキング、脅してくるなどモンスター級の相手の場合はすぐに専門機関に相談を。ひとりで解決できる問題ではないので、専門家の力を迷わず借りてください。
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話し合いが成立しないときはどうすべき?
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すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある

育児・家事、夫婦ゲンカ、不妊治療、セックスレス 、不倫etc. “壁”を乗り越えた巷の夫婦を徹底取材して見えてきた【夫婦円満のための100のヒントを収録!】
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