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今、高値が付くファミカセ5選。超プレミア『キン肉マン』の値段は…

 

『メタルスレイダーグローリー』(HAL研究所)市場価格1万5000~3万円程度

 任天堂の社長となった岩田聡さんが在籍していたHAL研究所が、長年かけて開発したコマンド式のSFアドベンチャー。カセットに大容量ロムと特殊チップを採用し、ファミコンとは思えない美麗なグラフィックでヒロインたちとメカを描画しています。ジャンルが地味で流通量も少なくプレミア化。ファミコンのレアソフトの代名詞となっています。
メタルスレイダーグローリー

『メタルスレイダーグローリー』のWii U用バーチャルコンソールサイト

『悪魔城ドラキュラ(ファミコン版)』(コナミ)市場価格3万~5万円以上

『悪魔城ドラキュラ』は言わずと知れたゴシックホラーアクションの名作で、1986年にディスクシステムで発売されました。プレミア化しているのは1993年にリリースされたファミコン版。EASYモード追加など多少の違いはあるものの、基本的にはディスク版と同じ内容。こうしたのちにカセットで出し直されたパターンは、『バイオミラクル ぼくってウパ』『もえろツインビー』などレアになっているものが多いです。

『悪魔城ドラキュラ(ファミコン版)』を収録した『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』の公式サイト

『ドラゴンズレア』(エピックソニーレコード)市場価格1万~2万円程度

『ドラゴンズレア』はアメリカ発のアーケード向けアクション。日本では1991年にファミコン移植版が発売されました。難度が高く、スタート地点の城門すら越えられないバカゲーぶりが、ある意味カルト的な人気を呼び、プチプレミア化しています。しかも、この3月に唐突にNetflixの公式ツイッターが実写映画版を制作中とツイート。主人公は『名探偵ピカチュウ』の声のライアン・レイノルズと交渉中ということで、実現すればさらに値上がりも!?

オリジナル版『ドラゴンズレア』のSteam版サイト

 ほかにも意外なカセットが高くなっているケースもあるので、ぜひ探してチェックしてみてはいかがでしょうか。マジックで名前が書いていないといいですね(笑)。 ※市場価格は箱・説明書の有無や状態によっても大きく変わります
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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