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今、高値が付くファミカセ5選。超プレミア『キン肉マン』の値段は…

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

 新型コロナウイルスの影響で外出ができず、部屋を整理したり、何年も放置していた物置を片付けたり……といった人も多いと聞きます。そんなとき昔のおもちゃが出てきてつい遊んでしまう、というのはあるあるではないでしょうか。  もし、ファミコンのカセットを見つけたら、そのカセット、プレミアが付いているかもしれません。今回のコラムはファミコンのプレミアソフトを紹介します。

任天堂ファミリーコンピュータ

 特に高値が付いているのは、下記のような当時大会の賞品や懸賞でもらえた限定ものでこれは本当に貴重。 ・公式大会の賞品として贈られた『キン肉マン マッスルタッグマッチ ゴールドカートリッジ』(市場価格80万円程度) ・抽選で限定600本の『タッグチームプロレスリング スペシャル版』(市場価格10万円程度) ・カップ焼きそばとコラボした『グラディウス アルキメンデス編』(市場価格8万円程度)  とはいえ、このあたりの超レアものは持っている人も少ないと思うので、今回のコラムでは普通に発売されていたファミコンカセットのなかでプレミアがついているものを5本ピックアップ。大掃除が思わぬ臨時収入につながる!?

『サマーカーニバル’92 烈火』(ナグザット)市場価格3万~5万円以上

『サマーカーニバル’92 烈火』は1992年に発売された縦シューティング。発売元が開催した1992年のゲーム大会の正式タイトルとして開発されました。ファミコン末期で生産数が少なく、発売当時は評価も低かったものの、今では時代を先取りし、ハード能力の限界に挑んだ先駆作と言われています。

『サマーカーニバル’92 烈火』の3DS用バーチャルコンソールサイト

『ギミック!』(サンソフト)市場価格3万~5万円以上

『いっき』のサンソフトがファミコン末期の1992年に放った隠れた名作横スクロールアクション。主人公の「ゆめたろー」を操作し、さらわれた女の子を救いにいきます。ファンシーな見かけに似合わず歯応えある仕掛けが満載。レトロゲーム専門誌などで紹介され、人気化したようです。

『ギミック!』が収録されたPS1『メモリアル☆シリーズ サンソフト Vol.6』のPSストアサイト

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ファミコンとは思えない渾身のドット絵タイトルとは?
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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