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10万円一律給付を狙った詐欺も…新手のコロナ詐欺が水面下で進行中

 新型コロナウイルスの感染拡大に便乗した特殊詐欺事件が複数発生している。現金給付を悪用した事件のほか、「検査をする」と費用を請求された、「殺菌効果がある」という水の訪問販売が来た、「予防や治療に効果がある」と記載された健康食品の販促物が投函されていた、などなど。
詐欺

写真はイメージです(以下同じ)

 全国の消費者センターに寄せられたコロナ便乗詐欺についての相談は、すでに1万件を突破している。  そこで、メディアへの出演など多方面で活躍する詐欺ジャーナリストの野島茂朗氏に、コロナ詐欺への対処法について話を聞いた。

10万円一律給付詐欺への対処法は?

 給付金にかこつけて、キャッシュカードをだまし取る事件が頻発している。その手口は次の通りだ。  市町村の職員を装った人物から「お金を振り込むので金融機関を教えてほしい」という趣旨の電話がかかってきたので、金融機関を教えた。すると今度は金融機関を名乗る者が、キャッシュカードの暗証番号を聞き出し、さらに被害者宅を訪れて「カードを作り替える」と、カードをだまし取ったという。3月下旬以降に多発し、約120万円の現金を引き出された例もある。  野島氏は、「電話で口座番号を尋ねられたり、振込みの指示があったら詐欺だと思いましょう」と、不審な電話はまず疑ってみることを勧める。 「現金給付など金銭が絡むものは、書類での届出が基本です。届いた書類についても、役所のオフィシャルサイトを検索したりして、偽物でないかどうかを確認するとよいでしょう」  10万円一律給付に関しては役所から口座番号の登録申請書等が送られてくるが、詐欺グループが作成した巧妙な偽物の書類が送付されるケースも想定される。その場合はどのように対処したらいいのだろう。 「詐欺グループが作成した巧妙な偽物の書類や封筒には、偽物の番号が記載されています。騙されないためには、書類や封筒に記載された番号の真偽を突き止めることです。役所に電話をして、確認するべきですね」 詐欺 だが窓口も混み合うことが予想されるので、役所に電話で確認することに腰が重くなりがち。しかし野島氏は、あくまでも「確認」を強調する。 「『この番号は特設番号です』と詐欺グループが騙って偽物の番号を信用させようとしますから、確認が必要です。この時に絶対にやってはいけないことは、連絡してきた電話に折り返しをしたり、送られてきたメール内の連絡先に電話やメールをすること。たちまち詐欺グループのカモリストに登録されてしまいます」  また官公庁が「怪しいと思ったら、身近な人に相談しましょう」と呼び掛けているが、それに対して野島氏は警鐘を鳴らす。 「『10万円給付の時期に書類が届いたけど、大丈夫かな?』と知人に聞いても『大丈夫』と言われることが多いと思われます。ですから、自分で確認することが大事です」  
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今後予想される詐欺の手口とは?
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