恋愛・結婚

六本木のキャバ嬢が出会ったヤバイ客。46歳おじさんの裏の顔

突然の別れ…あいつは何だったんだ?

LINE

ノエルさんに届いたAさんからのLINE

「Aさんとは半年くらい続いたんですが、喧嘩別れをしたんです。同伴前のカラオケで突然、私がお店で着ているドレスを着たいって言い出して」  Aさんは身長170センチの小太りな男性。心は女性でも無理のあるお願いだった。 「タイトな作りのドレスだから、絶対にはち切れるって思いました。だから、“これを機会にかわいいドレスを買いに行こうよ”って提案したんです。そしたら“うん、だからその前にノエルちゃんのドレスで試着ね”って引かないんですよ」  Aさんの言い分としては、ドレスショップで試着するのは恥ずかしいので、カラオケでノエルさんのドレスを着てサイズ感を確かめたかったとのこと。 「どう見ても入らないのに、しつこいなって思いましたね。色々な理由を付けて断ったものの、最後は半ば無理矢理ドレスを取られてしまって…」  女装が好きといえども、Aさんは男性。力では負けてしまうだろう。そして、ノエルさんが恐れていた事態が起こる。 「ブチって破ける音がしたんです。それでも着ようとするんで止めたんです」  その瞬間、Aさんは泣き出したという。 「何もしゃべらずに、“うわーん、うわーん”ってアニメキャラみたいに泣くんです。私がなだめると、声を大きくして余計に泣く」  カラオケで泣くおじさんとキャバ嬢、非常にシュールな映像だったと彼女は語る。 「仕方なく、“いいよ、直すから”って言ったんです。そしたらケロっとして、“ありがとう、だって私たち友達だもんね”ってニコニコしはじめました」  しかし数日後、突然音信不通となった。 「何度も何度も連絡しても既読はつくのに音沙汰無し。お店にも来てくれないから売上も減るし、私はドレス破かれ損です。あの時、優しい心を出さなければよかった」  キャバクラの楽しみ方は人それぞれ、決まりはない。だが、ちょっとイレギュラーな関係でいたいと考えているのであれば、事前に伝えてあげると女の子たちは戸惑わずに済む。そして、相手とどんな関係であれ、大切なものを壊してしまったら、泣くのではなく弁償してあげよう。<取材・文/吉田みく>
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