恋愛・結婚

六本木のキャバ嬢が出会ったヤバイ客。46歳おじさんの裏の顔

 可愛い女の子と飲みたい、素敵な出会いが欲しい……。キャバクラには様々な夢や希望を持った男性客たちが通うわけだが、中には、別の意味でキャバ嬢を困らせるヤバイ客もいる。

46歳おっさん客の正体は?

キャバクラ

写真はイメージです

「ごく普通のお客さんだと思っていました」語ってくれたのは、六本木のキャバクラで働くノエルさん(仮名・28歳)。大きな瞳が特徴的なキャバ嬢だ。 「Aさんという46歳の男性客です。色々なお客さんを見てきたけど、この手の人は初めて。強烈だった」  一体、どういうことだろう? 「着席してすぐに、“きゃーかわいい~、テンション上がる~”って言われました。よくある褒め言葉かと思って聞いてたら、突然“私たち、友達にならない?”って言い出したんです。元々私は押しに弱い性格で、キャバクラならではの男女の駆け引きが苦手だったので有難かったです。Aさんには“もちろん、いいよ”って答えました」  その場でLINEを交換、ノエルさんは席を外れた。男女の友達関係だと思い込んでいたという彼女。しかし、Aさんの考えは違っていたのだ。 「次の日AさんからLINEで画像が届いていたんですが、朝起きてびっくり。ホラーかと思いました。中年オヤジのメイク写真ですよ」  筆者も画像を見たのだが、皮膚に張りがなくよれるアイライン、おてもやんみたいなチーク、100円ショップで購入したであろう不自然なつけまつげ。返答に困ってしまったが、彼女も「金髪のウィッグにごん太眉毛は強烈だった」と語る。 「Aさん、女の子に変身するのが好きな人だったんです。色々な考えの人がいるからそこはいいんですけどね。私が戸惑ったのは女装よりも態度なんです」

「女子会しようよ…」に困惑

「“女子会しよう”ってとにかくしつこいんです」
LINE

ノエルさんに届いたAさんからのLINE

 Aさんはノエルさんのインスタグラムをフォローしているキャバ嬢をチェックし、好みの女の子を見つけると、“ノエルちゃんと○○ちゃんで女子会しよう”などと提案してきたのだ。 「他の女の子を巻き込むのは嫌だったので断りました」  しかし、ノエルさんが何度か断ったものの、Aさんは負けじと誘ってきた。 「Aさんのことを理解してくれそうな女の子がいたので、一度だけ3人で女子会をしました。“かわいいー!”って叫びながらパフェの写真を撮っていましたね」  そしてAさんは、ノエルさんのヘアメイク担当の女性にも意見を求めた。 「Aさんから、“私のヘアメイクについてアドバイスが欲しい”ってしつこく言われました。ダメもとでヘアメイクさんに聞いてみたら、言葉を選びながら的確にアドバイスしてくれました。その内容を伝えると喜んでいましたよ」  色々と要求の多いAさんだったが、飲み方は綺麗だったそうだ。 「来店する度、10万円以上するシャンパンを入れてくれました。同伴の約束はしっかりと守ってくれるし、身体をベタベタ触ってくることもなかった。Aさんは私のことを、キャバ嬢じゃなくて本当に友達として見ていたんでしょう。時には人懐っこくてかわいい一面も見せてくれるので、切ろうとは思いませんでした」  なんだかんだで良好な関係を築けていたと思っていた矢先、Aさんとノエルさんの間でトラブルが発生する。
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突然の別れ…あいつは何だったんだ
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