恋愛・結婚

ウィズコロナで起こる夫婦問題。「夫がクサい」で離婚を検討する家庭も

 緊急事態宣言が解除されても、コロナとの共存はまだまだ続くといわれている。テレワークやオンライン業務が推奨されるその裏で、夫婦間での様々な問題が浮き彫りになっているようだ。ウィズコロナの裏で起こる夫婦間の課題について取材してみた。

嫁から「早く出社しろ」

テレワーク

写真はイメージです(以下同じ)

 結婚2年目となる、都内のマーケティング会社に勤務する加藤卓己さん(仮名・32歳)。妻とは共働きで子供はいないため、テレワークになった今でも特に問題はなさそうに思えるが……。 「会社からは6月までは在宅といわれています。それ以降でも出勤分散が提案されているので、週2~3日の出社になると思います。僕的には在宅でも特に問題ないのですが、妻からは『お願いだから早く出社再開してくれ』と懇願されました。  テレワークでは寝室にPCを置いているのですが、電話対応中は他人を部屋に入れてはいけないという規定があるんです。コロナ前はフレックスで昼過ぎに出社することもあったのですが、今は一律で朝9時出社になっています。妻は僕に合わせて早起きしたくないとリビングのソファーで寝るようになったのですが、『腰が痛くてもう限界』だそうです。僕からすれば、妻が夜遅くまでやっているオンライン会議とか飲み会のほうがうるさくて眠れないんですけれどね。それを指摘したら大喧嘩になりましたよ……」  加藤さん夫妻のように、パートナーの勤務時間が急に変わってしまい生活リズムに順応できないという人も多いだろう。

夫が風呂に入らない…臭すぎて失神する

 一方で「夫のここに限界!」と嘆息するのは兵庫県に住む主婦の深山優子さん(仮名・34歳)。都内よりも一足先に宣言が解除された兵庫県は企業によってはテレワークが継続されているというが……。 「外出自粛のときから、外に出ないからって夫がお風呂に入らないで寝るようになったんです。いくら外に出ないからって、汗はかくし気持ち悪いじゃないですか。それを指摘したら『寝汗をかくから朝に入る』ですって。それだと、布団にニオイがつくし何の解決にもならないし。何度注意してもオンライン飲み会のあと、お風呂に入らず自室で泥酔しているんですよ。 だらける この前、夫の部屋を開けたらあまりの臭さに失神しそうになりましたよ……。布団カバーやシーツを洗濯して部屋に消臭剤をかけまくってもニオイが消えなくて、カバーとシーツも新しいのに買い替えましたよ。子供の教育上にも良くないし、今の状態が続いたらコロナ離婚も考えてしまいそうです……」  出社しなくなると日常生活すら怠慢になってしまうという人もいると思うが、家族からしたらたまったものではないだろう。
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夏休みの帰省に不安
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