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資産10億円減でも焦りナシ!? 投資家・与沢翼が語るアフターコロナの世界

 この数か月間、世界中を混乱に陥れてきた新型コロナ。経済的な煽りを受ける人も多いなか、資産10億円を失うも平然とする男がいる。かつて「秒速で1億円稼ぐ男」と呼ばれた与沢翼氏だ。今年4月に最新刊『お金の真理』(宝島社)を上梓。発売から1か月足らずですでに6万部を突破しており、大きな注目を集めている。 与沢翼 現在、ドバイやバンコクなど海外に拠点を移し、投資家・実業家として活動する彼に、外国から見たコロナ騒動やアフターコロナの世界について語ってもらった。

人付き合いは少なく、コロナ前から自粛生活のようなものだった

――今、与沢さんはタイにいらっしゃるそうですね。 与沢:はい。タイでは3月下旬からロックダウンが始まり、厳しい外出規制が続いていました。遠方への移動もかなり制限されていて、移動時は現地に家があるという証明書が必要だったり、夜間外出が見つかれば罰則。そんな厳戒態勢のタイに比べると、緊急事態宣言下の日本は、かなり緩い印象がありましたね。 ――どの点が気になりましたか? 与沢:まず気になったのは、自粛要請に対して、日本では批判や補償を求める声がとても多かった点です。経済的損失が深刻なのはよくわかるのですが、世界の主要国が感染防止のためロックダウンを行う状況下で日本だけが外出規制しないわけには、いきません。  特に、これまでは実力主義を重んじていた起業家たちまで「補償を」と口にしたのはやや違和感がありました。公務員や会社員と違って、起業家は日頃の稼ぎに天井がない分、万が一の際は自己責任です。高リスク高リターンだからこそ、当然こういう事態も想定してそのリスクは引き受けざるをえないのかなと。 ――与沢さんご自身の生活に変化はありましたか? 与沢:いえ、私自身の生活は全然変わっていません。もともと家族以外の人間とはほぼ人付き合いもなかったし、仕事も家の中でできるので、コロナ前から自粛生活のようなものでした。ʼ19年に至っては知人と飲みに行ったのはたった2回でしたし。
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コロナ禍で10億円の資産減。でも、焦りはない
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