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「困ったふりしてマウントを取る」技術/マウンティングポリスが解説

自分だけのマウント軸を見つけること──マウンティングを制するものは人生を制する

 色々と述べてきましたが、私が主張したいのは、時代背景によって、マウントの取り方は様々に変化するものの、個々の人間に内在する根源的なマウント欲求自体が消え去ることは決してないということ。そして、「欲望のマウンティング資本主義」を力強く生き抜くためには、「絶え間ないマウンティング競争は生涯にわたって続いていく」ということを大前提として受け入れた上で、自分だけの人生を設計していく必要があるということです。  さらに、もう一つ思うのが、一つの軸でマウント競争をしようとしても、上には上がいて、その先には消耗するだけの人生が待ち受けていますが、いくつかのマウント要素を組み合わせて、自分だけのマウントポジションを確立することで、誰からもマウントを取られなくなる。この「マウントフルネス」の状態を目指すことが幸福な人生の土台を築く上で極めて重要な要素の一つとなってくるのではないかということです。  次回からは、具体的な人生相談をもとに、今、世間で注目されるマインドフルネスをさらに超越した新概念「マウントフルネス」に対する理解を皆さんと共に深めていければと考えています。 <文/マウンティングポリス> 本記事に掲載された内容については万全を期しておりますが、その正確性および完全性を保証または約束するものでなく、これらの情報によって生じたいかなる損害等について、筆者は一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。また、当該情報の欠落・誤謬等につきましても、その責を負いかねますので、ご了承ください。
「人間のあらゆる行動はマウンティング欲求によって支配されている」「マウンティングを制する者は人生を制する」を信条に、世の中に存在する様々なマウンティング事例を収集・分析し、情報発信を行う。ツイッターアカウント@mountingpolice
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