エンタメ

クッキーで作られた「あつ森」がSNSで話題。制作者は元パティシエ

「本当にクッキー?」と目を疑ってしまうアイシングクッキーたち

令和

上岡さんの『令和』のアイシングクッキー。文字のフォントまで見事に再現している

 “あつ森”のクッキーを含め、上岡さんの作品には美しく繊細な模様のものが多く存在する。そのなかでも、上岡さんお気に入りのアイシングクッキーと、その作品を作る上で注力した部分について伺った。 「今までたくさん作ってきましたが、一番のお気に入りは『令和』の漢字クッキーですね。和柄や花を描いたり、和を感じられるように色味も落ち着かせた物を使用したりと、細かいところまでこだわりました」  文字という視覚イメージとつながりづらいモチーフでも、難なくデザインする技術を持つ上岡さんだが、今後どのようなアイシングクッキーを作っていきたいのだろうか。 「和柄物は挑戦していない柄があるので作りたいですね。あとは苦手な分野なのですが、動物だけではなく『人』を可愛く作りたいな、と思っています」  さらに新たなデザインに挑戦しようという決意する上岡さんからは、作品に対する熱い想いが伝わってくる。最後に今後の展望について、お話を伺った。 「今お菓子絵本を作っているので、その活動を極めたいな、という想いが強いですね。絵本の中には、アイシングクッキーを主に、デコレーションケーキ、クッキー、マドレーヌ、マカロン、チョコレート、タルト、パフェなども作って掲載予定です。可愛いだけではなく、美味しそうな絵本にしたいな、と思っています!」  この本は、2021年春頃にイースト・プレスから出版予定とのことだが、こうした活動を含め、お菓子への深い愛情を込め続ける上岡さんの活躍から今後も目が離せない。<文/A4studio>
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ